ケニー・ドリュー『Undercurrent』

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FMラジオで紹介されていたタイトルの第3段はケニー・ドリューの1960年録音の作品です。この人はピアノですね。

 

一聴して音が骨太な感じがしました。リズムが早いテンポのタイトル曲から始まって全部で6曲。その中にはブルースもバラードもありますが、先日聴いたJ.J.ジョンソンなんかに比べると、もう少しとんがっている感じがします。

 

60年という年を考えると、既にマイルスは前年の59年に『Kind of Blue』をリリースしているので、世はモード奏法に向かっていたのだとすると、こうした従来型のジャズは古くなっていたのかもしれません。しかし、自分は50年代後半のハード・バップ系を今は攻めているので、その点は余り関係ありません。端的に快適な音楽。そしてスピード感もある。

 

意外とピアニストの作品が多いのが少し気になるところです。ピアノが好きなのかなあ。