スティーリー・ダンの「リキの電話番号」の元ネタが入っているという理由で手にした作品。冒頭のタイトル曲でいきなりそのイントロが出てきます。
スティーリー・ダンのお二人は「無関係」として否定したそうですが、ホレス・シルヴァーは「カバーしてくれてありがとう」とコメントしていたという話。
これは一聴すれば同じであることは明らかですが、アルバムの他の曲でもこうしたベースラインから始まる楽曲もあったりして、一概にピンポイントでパクった訳ではないのかも、と少し援護したくもなります。でも同じかな。
録音は63年と64年。ホレス・シルヴァーは先日聴いたジャズ・メッセンジャーズにも入っていたし、マイルスの初期作品にも参加していたりして目にすることの多いピアニストです。リーダー作を聴くのはこれが初めてですが、そんなに我が強くなくていいですね。