デューク・ジョーダン『Flight To Denmark』

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こちらもラジオで紹介されたデューク・ジョーダンの73年録音作品。73年というと50年代から遠く離れた音のようですが、実際は40年代から50年代に活躍した人が一度音楽をやめて復活して欧州に渡って録音した作品とのことなので、音は時空を超えています。

 

ピアノの音色がとても美しいですね。音は比較的モノクロームで骨太な感じがしますが、音の選び方が上品で、鳴って届く音楽は奥行きがあって美しい感じがします。極寒の北欧で暮らしている割には暖かな暖炉のような音。聴いていてとても安心します。

 

ボーナストラックの関係もあってか、収録時間が70分を越えるというのは今時ちょっとトゥーマッチな感じですが、それでも続いていく音が温かいのでまあ良いでしょう。