ホレス・シルヴァー『HORACE SILVER and The Jazz Messengers』

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昨日は久々に会社に出勤しましたが、相変わらず社内に人はまばら。そしてお盆の帰省を自粛する雰囲気も漂う中、電車での人混みがやたらと恐怖に感じる不思議な日常を過ごしました。

 

とはいえ普通に手洗いをして飲み会などにいくことがなければ基本何事も起こらない。ただ感染者数だけが喧伝されて恐怖心のみが煽られていく。暑さも手伝って何となく別の意味で淡々とした日常が繰り返されているような気がします。

 

ということでこちらもラジオで紹介された一枚。ジャズ・メッセンジャーズが初期はホレス・シルヴァーアート・ブレイキーの双頭体制だったことは知りませんでした。その後袂を分つ前の、ホレス・シルヴァー名義での作品ということで録音は54年となります。

 

ホレス・シルヴァーは先日スティーリー・ダン関連で後年の作品を聴きましたが、ここではもっと溌剌とした音が鳴っていて、勢いを感じさせます。ケニー・ドーハムもいますね。

 

その後アート・ブレイキー名義になって突っ走っていく音をきちんとこの後押さえていかなければいけませんが、その前の青春時代をパッケージした上り調子の一枚、といったところでしょうか。鋭さよりベーシックな音が聴こえてきます。時折唸り声も入る。