フランク・ザッパ『The MOTHERS 1970』disc 4

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ラストの4枚目は一番好きな構成かもしれません。内容はザッパのテープレコーダーからの音源を編集したものですが、ザッパは常にバンドの会話を録音していて、これが後のアルバムに使われたり、『200Motels』の映画の台本になったりしていました。この台本に腹を立てたジェフ・シモンズがバンドを脱退してしまう訳ですが。。

 

で、前半はその会話中心に行くのかと思っていたら、突如ザッパのギターソロが入ってきて、延々と続く。この構成は『シーク・ヤブーティ』や『レザー』あたりで多用されるカッコいいもので、実はこのボックスの一番の拾い物かもしれません。

 

ジョージ・デュークのキーボードが爆発する「Turn It Down!」が白眉だと思いますが、何よりやっぱりバックで鳴っているエイズリー・ダンバーのドラムが正確で勢いがあって後乗りで素晴らしいので、気持ち良さはここに起因する点が大きい。最強ですね。

 

最後の最後に大きなお土産を頂きました。