ドナルド・バード『Byrd Blows On Beacon Hill』

f:id:tyunne:20200926043144j:plain


56年録音の作品。こちらも例によってハーモニカミッドナイトで紹介された作品となります。

 

ジャケットも渋いですが、内容もストイックでいい感じ。ドナルド・バードジャズ・メッセンジャーズの2代目トランペッターなんですね。解説を読んでいて出てくる人物の名前がだいぶ分かるようになってきました。50年代後半を中心に聴き漁っているので当たり前かもしれませんが、ハード・バップ期のプレーヤーはやはりあらゆるところで繋がっています。

 

マイルスのオリジナル・クインテットから始まった50年代後半のジャズを探求する旅ですが、まだまだ開拓の余地が残っているような気がしてとても楽しくなります。

 

先日英会話の先生と話していて、最近ジャズを開拓している話をするとその理由を問われました。単純に自分が歳をとったからだろうと答えましたが、きっとそんなもんなんでしょう。聴いていてとても落ち着きます。それがアップテンポのものであっても音がオーガニックなんですよね。