レッド・ガーランド『Bright and Breezy』

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2020年を振り返るにはまだ早いですが、余りにも時が経つのが早いのでそろそろ考え始めても良いかなと思ったりします。自分の聴いた音楽という意味では、今年はやっとジャズに目覚めた時期だったということができます。多くはラジオ番組のおかげですが、きっかけを与えてくれたのは、このレッド・ガーランドだったということもできるでしょう。

 

こちらは61年録音の作品ですが、この時点で既に引退直前ということで、とても活動期間の短い方だったんだなあ、と感慨深く聴いていました。その後70年代に復活するそうですが、ここでの演奏はマイルスのクインテットの時ほど緊張感もなく、かといってだらけている訳でもないので、安心して耳を傾けることができます。

 

少し和音が増えてるかな、と感じる部分もありますが、相変わらず音は転がっているので、可愛くてストイック。ジャズの扉を開いてくれたことに感謝しつつ、リラックスして聴いています。