Lamp『八月の詩情』

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Lampの固め聴きにいきたいと思います。こちらは2010年にリリースされたミニアルバム。先日聴いた『木洩陽通りにて』から5年経っているわけですが、益々良くなっている感じがしますね。

 

とにかく自分のやりたいことをクオリティを突き詰めて淡々とやる。職人というのは何でもそうですが、余り周囲の動きとは関係ない。関係ないというと言い過ぎですが、アンテナは張りつつ無駄なものは無視して、とにかくいいものを生み出すために熱中していく。その静かな熱狂は必ず届くところには届くし、残るところには残るんです。

 

聴いていてとても励まされる高質な音楽ですね。これをずっと続けているのか。凄いなあ。練り上げられた音楽は軽さがなくてオリジナリティが担保されている。いい曲を書きたい、という希求のようなものも感じます。

 

「八月」ということでビーチ・ボーイズ的な美しさも音作りからは伝わってきますね。