エルモ・ホープ『Meditations』

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カレンダーを新しくしたので既に気分は2021年。後はもう淡々と日々を過ごしていきます。

 

エルモ・ホープを聴くのは2作目ですが、こちらは55年の録音。とにかく演奏が軽快で、ピアノの音がコロコロと転がっています。軽やかでかつ勢いがありますね。音質が多少くぐもっていることもあって、こちらの耳に突き刺さる感じではないんですが、これがとても心地良い。

 

ジャズの番組に出会えたおかげで今年は沢山のジャズの作品を聴くことができました。ロック、ポップスで自分の好きな音楽はある程度掘り尽くした感があったので、ソウルやジャズに目覚めていくことでまだまだフロンティアの気分が味わえる日々が手に入りました。これはとても元気が出る出来事です。

 

音楽を聴き進めていく場合、まずは焦点を定める領域というものを見つけて、そこから広げていく。自分の場合それはマイルスの50年代後半のオリジナル・クインテットだった訳ですが、それはアーティストであっても楽器であってもいい。何かきっかけを見つけたら関連関連で横に縦に広げていく。何事もそんなような感じですね。