デクスター・ゴードン『Daddy Plays The Horn』

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55年の録音。ドラッグで休業する合間に録音した作品とのことですが、ジャズのミュージシャンは本当にドラッグの話題が多いですね。時代のせいなのか、職業のせいなのか。恐らくどちらもそうなんだと思いますが、高揚のために、あるいは職業柄、やってられない感じなんでしょうか。

 

音楽にはそれは一切関係なく、こちらの音の方も硬質で軽快でカッコいい音が奏でられています。コルトレーンみたいに思索的でないところもいいですね。ピアノはケニー・ドリューです。

 

デクスター・ゴードンも初めて聴きましたが、てっきり以前聴いていたものと勘違いしていたのはデューク・ジョーダンでした。何となくヨーロッパに渡ったところとか、ブランクがあるとか、そういったイメージが重なっていたんですが、まだまだ知識経験不足です。

 

こちらもラストの「You Can Depend On Me」が一番カッコいいです。