ジャズに戻ります。こちらは56年に録音されたケニー・ドリューのピアノ・トリオ作品。ここでもドラムはフィリー・ジョー・ジョーンズ、ベースはポール・チェンバースです。いったいこの二人はどれだけ仕事をしているのか。
ケニー・ドリューを最初に聴いた印象は「結構弾いてるなあ」というものでしたが、ここではまだ50年代ということもあって、そこまで弾き過ぎていないように思います。
ジャズを聴き始めてから何故かピアノの作品を多く聴くことになりましたが、ケニー・ドリューの場合はタッチが力強い、というより弾けた感じがする音に聴こえます。リズミカルなのかな。
いずれにせよリズム隊が良いので、どの曲を聴いてもハズレがなくて軽快に聴き進めることができます。このマイルス・クインテットの二人は本当に仕事人ですね。