ロジャー・ジョセフ・マニング・ジュニアを中心とした後期ジェリーフィッシュの3人が再集結したリカリッシュ・カルテットの2作目のEPが出ていました。リリースされたことを知りませんでしたので、早速入手して聴いてみました。
ドPopですね。Vol.1の方も充分ポップでしたが、そちらではご本人たちが敬愛するバンドに音を寄せていったような趣がありましたが、このVol.2では自ら往年のジェリーフィッシュのサウンドに近づけていっているかのようです。
本人なんだから当たり前かもしれませんが、まるでセルフカバーをしているかのように聴こえます。感覚的にはジェリーフィッシュの2ndにしてラストアルバム『Spilt Milk』に近い。
そうなってくると、オリジナル・メンバーのアンディ・スターマーの不在がむしろ浮き彫りになってしまうんですが、アンディの復活を残りのメンバーが両手を広げて待っているかのような、そんなメッセージを世の中に送っているかのような、邪推かもしれませんが、そんな気にさせる音楽でした。