ケニー・ドリューの53年、54年という比較的初期の録音。全12曲で色々なタイプの曲が入っています。
ケニー・ドリューはややもすると弾き過ぎの感もあって、若干抑え気味の方が自分にはしっくり来るんですが、本作ではバンドでの演奏は結構丁度いい感じの弾き具合に聴こえました。曲によっては早弾きもありますが。
ソロの演奏が何曲か収録されていますが、そこでは結構弾きまくっていて、これはちょっと・・。凄いなあ、と思う反面、やはり軽快な演奏の方に耳がいってしまう。あまり大仰にはなって欲しくないなあ、などと思いながら聴いていました。色々な側面があるピアニストですね。でも一貫してテクニックは凄いと思います。