マル・ウォルドロン『MAL - 2』

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57年録音の作品。マル・ウォルドロンは初めて聴きますが、ピアニストであり作曲者であり編曲もこなすという人で、この作品でも全面的に編曲を行なっています。

 

全編にわたってコルトレーンが参加しているのが目を惹きますが、ジャッキー・マクリーンも参加していたりして、顔ぶれは豪華です。比較的早いテンポの楽曲はアレンジがキチッとしているおかげで聴きやすくて、整理されている印象を受けました。

 

ただ、若干暗めの曲では構築感が出過ぎていて、少し窮屈な感じもしました。楽しくジャズを聴きたいと思って手を出すと、半分くらいは冗長に聴こえてしまう結果になるのがちょっと残念な気がしました。