リー・モーガン『Candy』

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57年、58年録音のこの作品は、以前に会社の先輩から借りて聴いていました。約6年ぶりにきちんと聴いたことになります。

 

当時から気に入ってはいたものの、余り情報もなく聴いていたので位置付けがよく分かっていませんでした。リー・モーガンはこの時弱冠19歳。当時彗星のように登場して多くの作品を残し、その後ジャズ・メッセンジャーズに抜擢されるという輝かしいキャリアを誇ることになります。

 

本作でのピアノはソニー・クラークだったんですね。どの曲でも思い切りフィーチャーされていて、速弾きのピアノを弾きまくっています。

 

全体的に爽やかで軽快な演奏で一気に突っ走る作品ですので、聴いた後の感覚もスカッとしています。この分かりやすさと爽快感がリー・モーガンの魅力なんでしょう。まだまだ沢山作品があるので、もっと聴きたくなるミュージシャンです。