ウォルター・ベッカーが亡くなってスティーリー・ダンとしての活動は終了してしまうのかと思っていましたが、ドナルド・フェイゲンは活動を引き継いでいく決心をしました。その成果がこの2019年のライブ音源たちとなります。素晴らしいことだ。
演奏は非常にいいですね。躍動感が増しているように思います。ライブの度にグルーヴが上がっていっているのではないか。既存の曲も非常に新鮮に聴こえるし、聴いていてとても心地よく感じます。
ライブ活動でスティーリー・ダンが復活するのが90年代ですが、それからはや四半世紀。あっと言う間に時は過ぎてしまいますが、演奏はどんどん成熟していく。楽曲がいいんです、単純に。
アルバム再現コンサートも繰り返し行なっているので、これはウォルター・ベッカーの急逝でキャンセルになったドナルド・フェイゲンの来日もあるかもしれないな。そうなったらやっぱり一度は観ておきたいと思います。