ザ・バード・アンド・ザ・ビーの2020年にリリースされたこのクリスマス・アルバムも配信限定で出ていました。こうした作品が聴けなかったのはやはりロスでしたので、その点は配信を聴き出してよかったと思える点です。
このユニットはホール&オーツやヴァン・ヘイレンのカバー集なんかも出していて、非常に独特かつ貪欲なんですが、このクリスマス・ソング集もとてもポップで落ち着いた音が鳴っていて穏やかな気持ちになります。
リリースを知ったのは土岐麻子のラジオ番組だったような気がします。配信限定なのか・・、と当時は残念に思いましたが、こんな感じで軽やかに作品化されるのを聴いていると、やはり配信というフォーマットはシングルやミニ・アルバムに向いているなあ、と思います。
山下達郎も言っていましたが、昔の音楽環境、すなわちラジオで流れてくるシングル曲を聴いていた頃に戻って来ているような気がします。これはきっといいことなんだと思います。