75年リリースのポール・サイモン5作目。全米1位とかグラミー賞獲得とか、物凄くメジャーなアルバムなんですね。自分は収録曲の「恋人と別れる50の方法」でのスティーヴ・ガッドのドラム・ループがサンプリングされているのをムーンライダーズの『月面讃歌』で聴いたのがきっかけでした。
このドラム・ループは有名で、ムーンライダーズのみならず様々なところで引用されています。それにしても演奏がうまい。どうやってやっているんだろう。
全体的にはソフトな仕上がりの音楽で、演奏の雰囲気はジェームス・テイラーやジョニ・ミッチェルを聴いているかのよう。それよりも少しマイルドさが強いのでやはり余り耳に引っかからない。この辺がポール・サイモンに今ひとつのめり込めない理由かな。
どうしてそんなに大ヒットしたんだろう。その理由がまだ掴みきれないまま聴いています。