ジェームス・イハのことが気になったのは高橋幸宏の『Life Anew』の頃のバンドに参加した時からになります。それまで勿論名前は知っていましたが、スマッシング・パンプキンズ自体が自分の耳には遠い存在でしたので、手を出すことはありませんでした。
でもこちらも確か収録曲の何かがラジオでかかって、メモしてあったアルバムで、先日やっと中古屋で見つけたという次第。ラジオで聴いた時は第一印象と異なり、とても落ち着いた音楽だったように記憶していますが、実際に聴いてみるとそんな感じ。ギターポップを聴いているかのようです。静かな曲をやる時のマシュー・スウィートにも似てるかな。
こうした音楽性でないと高橋幸宏は声をかけないと思うのである意味当然なんですが、この後どうなったのかがよくわかりません。この作品は98年のリリースで、ソロとしては1stアルバムになるようです。
全編にわたってさりげなくて、でも力強いグルーヴもあるという非常にバランスの取れた作品でした。
