トッド・ラングレンのライブ盤がリリースされました。これは待望。CD2枚＋DVDの3枚組となります。
トッド・ラングレンが活動50周年を総括したライブを行うというニュースを聞いて、楽しみにしていた反面、当時公私共に不安定だったために随分と迷ってチケットを取るのを断念しました。その後セットリストを目にして非常に後悔しましたが、いずれ作品化されるだろうと思い待っていましたが、2019年のライブなのであれから4年も経過してしまいました。それでもちゃんと出たので良かった。
トッドの自伝本『The Individualist』が刊行されて、それを記念したツアーということで企画された公演でしたが、ソロ活動を網羅するような選曲となっているのが嬉しいところです。但し、活動のピークが70年代に集中していますので、ややもすると活動10周年のライブ盤『Back To The Bars』に選曲が似通ってしまうところもあります。特に前半はその傾向が強い。
とはいえ全盛期の楽曲も勿論いいですし、活動初期の「Open My Eyes」や「We Gotta Get You A Woman」なんかも披露されて非常に楽しい。演奏もとても充実しています。難をいえばちょっと音質が今ひとつかな、というところもありますが、そこはご愛嬌。無事リリースされたことを喜びたいと思います。
