丁度1年前にサブスクで聴いて「いつかはフィジカルで」と思っていた作品を目出たく入手しました。2001年に自主制作でリリースされて、その後2022年に再発されたジョン・ブライオン唯一のアルバムです。
ジョン・ブライオンという人はルーファス・ウェインライトやフィオナ・アップルをプロデュースしたり、様々な映画音楽を手がけていたりする方なんですが、ソロ・アルバムとしては本作のみ。作品のリリース形態や活動の幅が謎めいていますが、楽曲そのものはメロディアスでポップです。
かつてジェイソン・フォークナーとバンドを組んだこともあったそうで、それは知りませんでした。ちょっと気になりますね。聴いていて確かにジェリーフィッシュのような感覚もありますが、最近たまたま聴き返しているワールド・パーティあたりにも近いな、と思いながら聴いていました。
とはいえ最初にサブスクで聴いた時のような感動は実は余りなくて、少し新鮮味が薄れてしまったように感じています。凝ったメロディは飽きも早いので、もしかしたらこの作品もそうなっていくのでは?などと一瞬思いましたが、端的にいい曲も多いので、もう少し聴き込んでから判断しようと思います。