砂原良徳

METAFIVE『環境と心理』

METAFIVEのシングルが配信限定で突如リリースされました。とてもいいですね。 まず小山田圭吾が冒頭でリードボーカルを担当しているのが意外。これまでなかったのが不思議なくらいですが、METAFIVEでリードをとると新鮮に聴こえてきます。その後LEO今井、高…

METAFIVE『METAHALF』

今年はMETAFIVEが活躍した年でした。高橋幸宏の次々つくるバンドの中でも最も成功したものになったような気がします。ご本人は気負わずにやっていると思いますが、結果として80年代テクノポップ黄金期の遺伝子と、それを正統に受け継いだ者たちの現代へのア…

METAFIVE『METALIVE』

先週行ったワールドハピネスが既に遠い昔のように感じられますが、ずっと観ていなかったライブ映像作品をやっと観ました。まるで先週の復習をしているかのようです。 ステージ構成はワールドハピネスとほぼ同じ。演出もこの頃に出来上がっています。基本は黒…

砂原良徳『LOVEBEAT』

前作から3年の歳月が流れて世紀を跨いでリリースされた本作は、打って変わってストイックな音の世界が広がる作品になりました。一聴するととても地味な印象なんですが、その奥行きは深い。ジワジワと始まるタイトル曲が持つ永続性は中毒気味にもなりますし、…

砂原良徳『The Sound of 70's』

前作と同年にリリースされた砂原良徳の3rd。続編的な内容ですがこちらの方がポップで取っつきやすいです。 思い出してきましたが、確かパンナムと交渉してブランドを使用する許可をもらったという話でした、前作のコンセプトが架空の空港でしたので、飛行機…

砂原良徳『Take Off And Landing』

98年リリースの砂原良徳2nd。架空の飛行場を東京の地下に建設するという妄想に基づいたコンセプトアルバムです。 まずその発想が異常なのと、クラフトワークよろしく乗り物をテーマにして世界観を構築していく手法、そしてそれを半ば本気で突き詰めていって…

砂原良徳『CROSSOVER』

元電気グルーヴの砂原良徳の1stソロアルバム。95年リリースという年代を感じさせない現代性を有する名作だと思います。 実は電気グルーヴ自体当時は苦手だったんですが、『A』以降は気になる存在になりかけていたところに高校時代の友人から本作を薦められま…

METAFIVE『META』

昨年のワールドハピネスで予告されていたMETAFIVEのスタジオ録音盤がやっと到着しました。非常に充実した作品になっています。 たまたま昨日ムーンライダーズの『ANIMAL INDEX』を聴いていたんですが、METAFIVEもメンバーが6人。しかも今回各々2曲ずつ持ち寄…

高橋幸宏&META FIVE『テクノリサイタル』

これは今年のキーになる1枚。 年明けに行われた一夜限りのライブをパッケージ化した作品ですが、昨今の80年代リバイバルを地でいった作品ということで、反響の大きさに作品化を決めたと言われているライブ盤です。一時期のWORLD HAPPINESSの音像を踏まえて「…

砂原良徳『liminal』

10年ぶりのオリジナル・アルバム。傑作!こんなにカッコいい人がまだいるんだ。 前作『Lovebeat』を超える作品は難しいとも言われていたが、非常にストイックにかつ鋭い音での復活だ。間に映画のサントラを挟んでいるのであまり久しぶりという感じもしないが…

砂原良徳『Subliminal』

待望の新作。『Lovebeat』以来9年ぶりのオリジナルとなる。 サントラとしては『No Boys , No Cry』が昨年出ていて、これはこれでソロアルバムのようだったが、そこでの生楽器を多用したアプローチとは異なり、ほぼ電子音の構成。ただサントラでも漂っていた…

WORLD HAPPINESS 2009

まずはYMOのことから書いてみよう。 元々最近は生楽器主体で演奏したい、という意向が強く、スペインのライブやマキシシングルでも生楽器の音が目立ち始めてはいたが、今回はそれを実現した形。それにしてもオープニングでビートルズの『Hello Goodbye』をや…

砂原良徳『NO BOYS, NO CRY』

出たっ!8年ぶりの新作!まさかサントラで復活するとは思わなかった。 01年の『Lovebeat』以降、ベストアルバムが出た以外は音沙汰のなかった砂原良徳の新作は、生楽器を多く使ったある種有機的な音像となって届けられた。映画のサントラなので退屈かと思っ…