Frank Zappa

フランク・ザッパ『Meets The Mothers of Prevention』

ザッパ85年リリースの作品。この作品は、当時ロックの歌詞検閲問題で公聴会にザッパが出席した際の議員の発言の音声などをサンプリングした楽曲が中心になっているので、当時もあまり手を伸ばさずにいました。 実際にその曲を聴いてみても、英語でのスピーチ…

フランク・ザッパ『The MOTHERS 1970』disc 4

ラストの4枚目は一番好きな構成かもしれません。内容はザッパのテープレコーダーからの音源を編集したものですが、ザッパは常にバンドの会話を録音していて、これが後のアルバムに使われたり、『200Motels』の映画の台本になったりしていました。この台本に…

フランク・ザッパ『The MOTHERS 1970』disc 3

3枚目は70年8月のサンタモニカでの公演を収録したものですが、タイトルに「Hybrid Concert」とあるのでどういう意味かな、と考えていました。どうもマスターテープの一部に編集による欠損があって、その部分を9月の公演の音源で補ったようですね。 基本的に1…

フランク・ザッパ『The MOTHERS 1970』disc 2

ザッパが第2期マザーズを始動させて最初に行ったのは欧州ツアーだったとのことですが、その際にオランダのTVに出演したという話が「70s クロニクル」で当時のメンバーによって語られていました。2枚目のディスクでは前半がそのTV出演時の演奏が収録されてい…

フランク・ザッパ『The MOTHERS 1970』disc 1

今年は1970年から50年後ということで、1970年の作品を振り返るプログラムが各所で見受けられますが、ザッパ関連でも1970年に結成された第2期のバンドに焦点を当てたボックスが発売されました。 実は70年代初頭のザッパの活動については左程注意を向けていな…

フランク・ザッパ『1970s Broadcast Collection』disc 6

ラスト6枚目は77年のライブ音源ですが、こちらは『ベイビー・スネイクス』の元音源、その後のリリースでいえば『Halloween 77』で既出の音源です。1977年10月31日ニューヨークでのコンサートですね。従って新発見はありませんが、ラジオ放送用にコンパクトに…

フランク・ザッパ『1970s Broadcast Collection』disc 5

5枚目は75年のステージの続きです。ここでは70年代のザッパ・バンドにおけるボーカルについてちょっと考えました。 70年代初頭のバンドに元タートルズの二人、マーク・ヴォルマンとハワード・ケイラン、すなわちフロ&エディを招いたことで、ザッパのバンド…

フランク・ザッパ『1970s Broadcast Collection』disc 4

4枚目と5枚目は75年11月のライブです。この時期のメンバーはアルバムでいえば『ズート・アリュアーズ』、76年に来日公演を行った際のメンバーでもあり、比較的コンパクト。しかしながらドラムは代わったばかりのテリー・ボジオだし、ベースは初期メンバーの…

フランク・ザッパ『1970s Broadcast Collection』disc 3

3枚目はザッパ本人が編集したと思しき73年のライブ音源のトラック集です。前のディスクから2年経って、ステージからの転落事故などもあり、療養後にジャズ・ロックをいくつか作品化してからオーディションで集めた最強メンバーを伴って行ったツアーで、ここ…

フランク・ザッパ『1970s Broadcast Collection』disc 2

2枚目は71年の録音。音質が酷いです。これはもう海賊盤レベルですね。単独での商品化は難しいでしょう。 時期的にはジェフ・シモンズがいないので『200 Motels』の後、ということになります。そして7月との記載があるので、ジョン・レノンと共演したフィルモ…

フランク・ザッパ『1970s Broadcast Collection』disc 1

ザッパのFM放送音源集がしばらく前に出ていましたが、一連の輸入盤セールの際に1970年マザーズのボックスと一緒に入手しました。70年代のFM放送されたライブを時系列に6枚。相変わらず物凄いボリュームです。 70年代のザッパというのは目まぐるしくバンドメ…

フランク・ザッパ『Them Or Us』

84年の作品。80年代のザッパをきちんと聴いていく試みの道半ばですが、この作品もどうしても「Be In My Video」のようなボーカルナンバーの印象が強くて避けて通っていました。 でも聴いてみると結構ギターソロの比率が高い。これは見落としていました。大好…

フランク・ザッパ『Ship arriving too late to save a drowning witch』

昨今も順調なリリースが続くザッパのこちらは82年リリース作。80年代のザッパはずっと聴くのを避けてきたので、やっと最近になって発掘していますが、基本どれもとてもいいです。本当にもっと早く聴いておくべきでした。 この作品はタイトル曲の「Drowning W…

フランク・ザッパ『Berlin 1978』disc 2

おぼろげながら分かってきたのは、このドイツ、ベルリンでのライブ音源とロンドンでの音源が『シーク・ヤブーティ』の元になっている、という点です。 実際には『ザッパ・イン・ニューヨーク』や『スタジオ・タン』『スリープ・ダート』『オーケストラル・フ…

フランク・ザッパ『Berlin 1978』disc 1

先日聴いたシカゴでのライブも78年でしたが、こちらはまたメンバーが全然違います。同じ年に総入れ替えをしたんですね。それも凄い。こちらは『シーク・ヤブーティ』の頃の面子ですので、テリー・ボジオ、エイドリアン・ブリュー、パトリック・オハーン等が…

フランク・ザッパ『The Crux of The Biscuit』

74年リリースの作品『アポストロフィ』のオーディオ・ドキュメンタリー盤。何と言ってもジャック・ブルースとジム・ゴードンとのセッションがフル収録されている点が見逃せません。 オリジナル作品自体もビルボード・チャート・インするなどヒットした作品で…

フランク・ザッパ『Chicago '78』disc 2

昨日、会社の先輩とザッパのROXY BOXの話になり、その中でヴィニーについての話題が出ました。まずもってザッパの話題が話せる人が身近にいること自体貴重なことですが、その上特定のメンバーについてある程度突っ込んだ話が出来るというのもなかなかない体…

フランク・ザッパ『Chicago '78』disc 1

ザッパ死後のリリースラッシュは本当に止まりません。どんどん音源が出て来ますが、こちらは78年シカゴでのライブ演奏。これに手が伸びたのはいうまでもなくドラムにヴィニー・カリュータがクレジットされていたからです。 『Shut Up'N Play Yer Guitar』あ…

フランク・ザッパ『The Roxy Performances』disc 7

遂にラストのディスクに辿り着きました。ラストは公演前日のサウンドチェックとフィルム撮影の音源です。 ということは観客はいない訳ですが、聴いてみるとここから「Pygmy Twylyte」から「Dummy Up」への音源や「Penguin In Bondage」のギターソロなんかが…

フランク・ザッパ『The Roxy Performances』disc 6

ロキシーのボックスもあと2枚まで来ました。この6枚目はちょっとマニア向けですね。 ステージ最終のアンコール曲「Dickie's Such An Asshole」から始まりますが、その後はリハーサルの音源と、ステージ終了後のスタジオセッションです。このスタジオセッシ…

フランク・ザッパ『The Roxy Performances』disc 5

5枚目には驚かされました。 先日聴いたdisc 2の「Echidna's Arf」と「Don't You Ever Wash That Thing?」のメドレーでドラムソロの掛け合いの部分が初日の録音から『Roxy & Elsewhere』に採用されていることを確認したんですが、実はそのドラムソロ直前まで…

フランク・ザッパ『The Roxy Performances』disc 4

4枚目は2日目のShow 1とShow 2の境目にあたる収録内容ですが、この楽曲の重複からすると1日で2回公演を行って、それを2日間興行した内容がロキシーだったんだな、と認識を新たにしました。Show 1とShow 2をセットで1回公演かと思っていましたが違うんで…

フランク・ザッパ『The Roxy Performances』disc 3

3枚目でやっと初日のセットが終了するという長丁場。最後は「Be-Bop Tango」だったりするんで、音だけでは伝わりにくいしとにかく曲が長い。タイトル通りこれは「パフォーマンス」なので、単純に楽曲演奏だけではなくて、ステージでの演劇的要素もショウの一…

フランク・ザッパ『The Roxy Performances』disc 2

このdisc 2は最高の選曲ですね。冒頭の「Dickie's Such An Asshole」から始まって、初期バージョンの「Inca Roads」から怒涛の「Echidna's Arf」「Don't You Ever Wash That Thing?」、そして「I'm The Slime」「Big Swifty」のメドレーで幕を閉じるというほ…

フランク・ザッパ『The Roxy Performances』disc 1

フランク・ザッパがマザーズ10周年で行ったコンサートを収録したロキシー関連については長らく『Roxy & Elsewhere』のみがその絶頂期の音を伝えて来ましたが、元々収録されていた映像版もやっと世に出ましたし、その前の資金調達用の『Roxy by Proxy』なんて…

フランク・ザッパ『Tinsel Town Rebellion

ずっと見過ごして来た80年代のザッパ作品ですが、よくよく考えれば『Shut Up'n Play Yer Guitar』は80年代なわけで、かつ本作にあるようにメンバーにはヴィニー・カリュータやスティーヴ・ヴァイもいる、ということで悪いはずがない。実際ここでも2曲目の「E…

フランク・ザッパ『Greasy Love Songs』

ザッパの音楽を初めて耳にしたのは『Burnt Weeny Sandwich』に収録されている「WPLJ」というドゥー・ワップの曲でした。ザッパのドゥー・ワップはどこか不気味で、楽曲自体はまともでも音やミックス、各パーツのバランスなどがどこかアヴァンギャルドな感じ…

フランク・ザッパ『One Shot Deal』

こちらも約10年前にリリースされてしばらく手が出ていなかった作品。しかし亡くなってからこんなに作品がリリースされるアーティストも珍しいんじゃないでしょうか。つくづく偉大な人だったんだなあと感慨に耽ってしまいます。 内容的には様々な時期のライブ…

フランク・ザッパ『Baffalo』

10年前に出たザッパ没後に続々リリースされたタイトルのひとつ。ずっと手を出せずにいましたが、今回やっと手にしました。Apple Musicで一時期聴いてはいたので初めてではないですが、それでもこれは凄い。まるで一夜のコンサートを体験しているかのようです…

フランク・ザッパ『Hot Rats』

ユニバーサルに版権が移った後のリイシューでアナログマスターが使用されているという噂は耳にしていましたが、実際に聴いたのはApple Musicが初めてでした。今回満を持してのCD購入でじっくり聴けることになりましたが、いやあ違いますね。多少くぐもった音…