2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

スチャダラパー『偶然のアルバム』

96年リリースの6作目。この作品は何故か持っていませんでした。当時何度も迷って結局手にしなかったんですが、その理由はスチャダラパーがシリアスになって来たことが原因です。 何故か次作の『fun-key LP』は持っているんですが、そこでのシリアスさはちょ…

シャイ・ライツ『Toby』

74年リリースのシャイ・ライツ7作目。ソウル系の再発は音が今ひとつなものが多いんですが、この作品も2013年の再発の割には左右の分離や音の奥行きがイマイチで、何となく雑な仕事をされてしまったような気がしてなりません。 元の音がそんなもんかもしれな…

大貫妙子『Taeko Onuki Concert 2022』

配信でリリースされていた大貫妙子の2022年のコンサート音源がパッケージでもリリースされました。とても良い内容だったのでCDの方も手にしてしまった。萩原健太のラジオで認知したのも大きいですね。 改めてとても良い内容ですが、昨今の大貫妙子といい、晩…

アニタ・オデイ『This Is Anita』

55年録音作品。アニタ・オデイは『真夏の夜のジャズ』で衝撃を受けて以来、いつかきちんと聴かねばと思ってはや何十年、といった感じなんですが、ジャズ初心者の自分としては、やはりボーカルものが余り響いてこないことをジワジワと痛感しています。 本作が…

ハービー・ハンコック『Sunlight』

78年作品。ハービー・ハンコックのこの作品もずっとチェックしたまま放置していましたが、聴いてみて分かったのは78年という年の特殊性です。 何でもかんでも結びつけるのもどうかとは思いますが、78年はYMOの1stが出た年で、1stはまだフュージョンの残り香…

山下達郎『RARITIES』

山下達郎のB面集、裏ベスト盤を入手しました。ビートルズでいえば『Past Masters』のようなものでしょうか。シングルのカップリング曲が中心の内容ですが、どれも手を抜いていなくていいですね。 冒頭の「BLOW」なんかがサンデー・ソングブックで「皆さんお…

ポール・サイモン『Live Rhymin'』

たまにポール・サイモンの音楽が耳に引っかかることがあって、何度かは作品を手にしているんですが、この74年のライブ・アルバムがそうだったのか、あるいは後年のニューヨークのコンサートがそうだったのかが判然としない状態でこの作品を聴いています。そ…

サー・チャールス・トンプソン『Sir Charles Thompson Sextet』

久々にまた配信に戻って来ました。こちらもラジオで聴いてチェックしていた53年録音の作品。ちょっと音が古いですがスウィングしていていいですね。 ジャズについては年代が古くなるとビッグバンドの様相を呈してくる感があるんですが、こちらもそうした趣を…

ムーンライダーズ『moonriders FUN HOUSE YEARS』disc 6『Unreleased Live Movies』

最後はライブ映像です。盛り沢山ですね。年末に開催される「80年代のムーンライダーズ」というコンサートのチケットが当選しましたので、久々にまたムーンライダーズのライブが観れそうです。 前半は『B.Y.G. HIGH SCHOOL B1』の頃のライブで、ここでは何と…

ムーンライダーズ『moonriders FUN HOUSE YEARS』disc 5『Home Demo and Rare Tracks』

5枚目はデモトラック集。これは結構面白い。 ムーンライダーズはメンバーが6人もいるので、あるテーマを与えられるとコンペで曲を持ち寄ることができるバンドです。この辺りの民主主義的な手法がとても微笑ましいし、層を厚くしている。ご自身の曲が採用され…