2024-12-01から1ヶ月間の記事一覧

シルク・ソニック『An Evening With Silk Sonic』

2024年ラストはシルク・ソニック。こちらもフィジカルで手にしました。 配信で聴いていた時も良かったですが、こうしてCDで手にして、今後は折に触れて音に向き合うことができると思うととても幸せな気分になります。ブーツィー・コリンズに導かれて珠玉のメ…

ベニー・シングス『Young Hearts』

傑作、傑作。これまでで一番いいんじゃないかな。 昨年リリースされていたベニー・シングスの新作は配信で聴いていて、そのうちの何曲かはプレイリストに入れて聴いていましたが、今回フィジカルで改めて向き合ってみて、その良さに驚きました。 恐らくは共…

ティアーズ・フォー・フィアーズ『The Hurting』

83年リリースのこの1stは、今年観に行ったムーンライダーズの『アマチュア・アカデミー』再現ライブのパンフレットでメンバーが当時参考にしたアルバムとして名前を挙げていたので、「これは聴かねば」と思って手にしました。 聴いてみて思い出しましたが、…

プリファブ・スプラウト『Jordan: The Comeback』

90年リリース。全19曲、64分という大作で、元々は2枚組を想定していたとされるアルバムです。こちらもリードトラックの「Looking For Atlantis」ばかり聴いていて、全体を聴き返すことは余りありませんでした。 途中で出てくるボレロの楽曲は水戸黄門みたい…

プリファブ・スプラウト『From Langley Park To Memphis』

ずっと探していたプリファブ・スプラウトの紙ジャケ再発盤を立て続けに見つけたので手にしました。こちらは88年リリースの4作目。 一番最初にプリファブ・スプラウトを聴いたのがポッパーズMTVでの「Cars And Girls」のPVでしたので、ひときわ本作は印象に残…

ベニー・シングス『Music』

ベニー・シングス、いいですね。折に触れて聴くようにしていますが、この2021年リリース作は知りませんでした。昨年リリースされていた新作も配信で聴いていたので、そちらは先ほどオンラインでCDを購入してしまいました。 結構ゲストが多彩な作品で、トム・…

リロイ・ハトソン『Hutson Ⅱ』

こちらは76年リリースの作品ですが、随分と前に『Hutson』の方を聴いていて、同時に再発された本作の方を手にしていませんでした。おそらく30年ぶりくらいに入手したことになります。 冒頭の「Love The Feeling」が最高で、これをベスト盤で聴いて、ずっと本…

リロイ・ハトソン『The Man !』

リロイ・ハトソンの74年リリース2nd。リロイ・ハトソンもずっと聴き続けていますが、魅力はやはり洗練にあるように思います。 この2ndではダニー・ハサウェイで有名な「The Ghetto」を取り上げていますが、この曲はリロイ・ハトソンとダニー・ハサウェイの共…

TESTSET『EP2TSTST』

ついでに2ndEPについても聴いておこうと思います。こちらは配信限定。やはり配信はCDに比べて圧倒的に音質が劣るので、どうしても手が伸びにくくなりますね。 1曲目の「Sing City」は高橋幸宏の「Something In The Air」みたいなロマンチズムを感じさせます…

TESTSET『1STST』

TESTSETの1stもフィジカルで手にしました。ここしばらくこんな感じです。配信だと真剣に向き合わないのとリピート性が落ちてしまう。 ということでリリース時以来久々に聴きましたが、やはり砂原良徳の楽曲が格段にいいと思います。考えてみればTESTSETは砂…

mei ehara 『Ampersands』

続いて2020年リリースの2nd。こちらは「不確か」だけサブスクで聴いていましたが、全体的には少しだけ前進して頼もしくなってきた感があります。 演奏、いいですね。リズムのセンスがいいな。メロディも朴訥としつつも沁みてくる感じでいいですが、感触的に…

mei ehara『Sway』

mei eharaの作品もフィジカルで手にしました。最近はラジオも聴いています。ブラック・ビスケッツが好き、と聞いてびっくり。 この1stはキセルの全面サポートで制作されていますが、演奏がとてもいいですね。特にベースが太くていいなあ。そして何より曲がい…

ロジャー・ジョセフ・マニングJr.『Radio Daze & Glamping』

昨年リリースされたロジャー・マニングの作品もフィジカルで手にしました。リリース当時は手違いで入手できずにいたので配信で聴きましたが、やっぱり配信は向き合い方が甘いのでリピート性に乏しい。放置してしまって聴かないんですね。個人差はあるかもし…

細野晴臣『Music for Films 2020 - 2021』

21年にリリースされた細野晴臣の映画音楽集。こちらは当時アナログと配信限定で出されましたが、まずはその時には配信を聴くきっかけになった作品でした。それが今やアナログレコードもこうして手にしてしまっている。結局メディアの変遷には敵わない、とい…

NRBQ『Tiddly Winks』

NRBQも最近聴き返しているんですが、聴き返す程タイトルを持っていないので、そろそろとまた集め始めることにしました。こちらは80年リリースの8作目。コンパクトでいいアルバムです。 NRBQは最初は掴みどころがなくて、一体どこに魅力があるのか分からない…

坂本龍一『Opus』

ブルーレイの方も届きました。新宿に映画を観に行ってからどれくらい経ったのか忘れてしまいましたが、その際の強烈な印象はCDの音に向き合うことで既に通過して、今は映像の方では比較的気楽に楽しめています。 付属のインタビューでの「美貌の青空」の演奏…

ナッズ『Nazz』

トッド・ラングレンの在籍したナッズの1stは以前に中古で入手して聴いていましたが、紙ジャケの再発盤は当時見つからなくて諦めていました。ところがサクッと中古屋に置いてあったので、やはりここはコンプリートせねばと思い再購入した次第。06年の国内紙ジ…

ステレオラブ『Mars Audiac Quintet』

最近ステレオラブの諸作をずっと聴き返しているんですが、初期の作品は『エンペラー・トマト・ケチャップ』までしか遡っていなかったので、まずはそのひとつ前の本作を手にしました。94年リリース。 ステレオラブは一連の作品がデラックス・エディションで再…

平沢進『救済の技法』

岸田繁のThe Universeで平沢進の「庭師KING」がかかったので手に取った作品です。98年リリース。 平沢進はいつかきちんと向き合わねばと思っていましたが、なかなか手が伸びなかった。しかしながら、こうして作品を聴いていると驚く程活動初期から変わらない…

坂本龍一『Opus』disc 2

2枚目の方が代表曲が多い構成になっています。「東風」から始まって「シェルタリング・スカイ」「ラスト・エンペラー」「戦場のメリー・クリスマス」といつもの映画音楽3曲が収録されています。 今回、本作を聴くにあたって過去のピアノ演奏音源を聴き直して…

坂本龍一『Opus』disc 1

坂本龍一の映画『opus』の音源としてリリースされたCD2枚組が届きました。映像より先に音を楽しむ形となりましたが、そもそも音の方がリピート性は高いので、結果的にこちらの方を今後はよく聴くことになるように思います。 再生してまず驚いたのはノイズが…

ライラック・タイム『Astronauts』

91年リリースのライラック・タイム4作目。この一つ前の作品がアンディ・パートリッジと組んだ『And Love For All』だったので、引き続き好調なソングライティングが継続しています。本作はスティーヴン・ダフィのセルフプロデュース。 ずっとこのジャケット…

『ベスト・オブ・パイド・パイパー・デイズ Vol.2』

大貫妙子さんの「The Universe」ではアルバムの全曲がかかることが多くて、このコンピレーションも丸々選曲されていました。それぞれいい曲ばかりだったので、せっせとサブスクでプレイリストに入れようとしていましたが、余りにもいいので「これはCDを買わ…

コーネリアス『BAD ADVICE / MIND TRAIN』

12インチや配信シングルというのは刹那の世界で、アルバムと異なってある一定の期間が過ぎると忘れ去られてしまうのを前提に作られているところがあります。だからこそ実験ができる。その代わりアーカイヴとして残りにくい。従って、今この時に体験して手に…

コーネリアス『変わる消える』

アナログレコードの12インチで昨年2023年にリリースされていたコーネリアスのシングル。このレコードは何故欲しかったかというと、以前にsalyu × salyuに提供した「続きを」という曲のセルフカバーが入っていたからでした。 ピアニカで始まるこの曲は以前か…

ムーンライダーズ『マニア・マニエラ』

遂にアナログレコードプレーヤーを買い直してしまいました。およそ30年ぶりとなります。昨今のアナログブームに背を向けていたのは、単価の高騰しているレコードへの欲望を封鎖していたのが理由だったわけですが、やはりアナログ限定のソフトが出てきてしま…