2024-01-01から1年間の記事一覧
細野晴臣がプロデュースしたロニー・バロンの78年リリース作品。再発されたのは知っていましたが、今回たまたま見つけたので手に取りました。 ロニー・バロンという人はドクター・ジョンの盟友であり、ニュー・オーリンズのピアノの名手。たまたま夕焼け楽団…
その名の通り96年リリースの坂本龍一ピアノトリオの作品を手にしました。 実はリリース時にも聴いてはいるんですが、当時は印象が地味だったので正直いってあまりピンとこなかった。この前の作品『スムーチー』も手にしていますが、そちらも実は今ひとつの印…
バッドフィンガーはビートルズのアップル・レーベルに残した『Ass』までだと思っていましたが、今年発売されたCDジャーナルの別冊「and THE BEATLES」のバッドフィンガー特集を観ていて、ワーナー作品の2作『涙の旅路』と、本作『素敵な君』までは聴かないと…
2枚目は発売当時の渋谷公会堂でのコンサート映像となります。 一昨日観た40周年コンサートと比べると鉄骨の数が多い!大分廃墟のアジトのような、マッドマックス感が出ていて、「Y.B.J.」では鈴木慶一が銃を放つ場面もあります。メンバーの衣装は皆黒のタン…
40周年記念コンサートの会場で先行販売されていた再発盤2枚組を早速入手しました。20周年記念盤も聴いていたので、アナログも含めると三度目か四度目の入手になります。 84年の発売時に自分は高校生でしたが、ムーンライダーズの作品で初めて手にした作品が…
ムーンライダーズの『アマチュア・アカデミー』発売40周年を記念した全曲再現ライブに行ってきました。個人的に『アマチュア・アカデミー』は初めて買ったムーンライダーズのアルバムなので、これはやはり足を運ばねば、と思いチケットを確保した次第です。 …
97年リリースの坂本龍一プロデュース作品。大貫妙子の一連の作品を先日聴き返しましたが、本作をそういえば持っていなかったことに気付いて遅ればせながら入手しました。とても見事な作品に仕上がっています。 坂本龍一とのタッグは12年ぶり、ということです…
2000年リリースのケン・イシイ4作目。第一印象は「音が強い」というものでした。 しばらく前からケン・イシイの作品を遡って聴き始めていますが、そこに期待するものは4つ打ちのリズムと独特の静けさ、透明感にありました。そのバランスの良さが良かったん…
2枚目はゲームのオリジナル音源を集めたディスクとなります。こちらこそ、ゲームを楽しんでいれば、より一層響いてくる音なのかもしれませんが、ただ単に音を聴いているだけでも楽しめる側面はありました。 基本は3つの音のレイヤーで構成されていて、その組…
2021年にリリースされた鈴木慶一のゲーム音楽『MOTHER』の再演盤。自分はファミコン世代の少し上なのであまりゲームをしてこなかった、というより意識的に避けていたので、ゲーム音楽というものに疎いところがあるんですが、この『MOTHER』については鈴木慶…
74年リリースのこちらもリロイ・ハトソンのプロデュース作品。先日聴いたヴォイシズ・オブ・イースト・ハーレムとこちらのナチュラル・フォーはリロイ・ハトソン関連で探していた作品でした。 カーティス・メイフィールドのカートムからリリースされた最初の…
2020年リリース作品。山本精一の作品を手にしたのは『クラウン・オブ・ファジー・グルーヴ』以来となります。 リードトラックの「フレア」の印象が強くて、シンプルなギターサウンドで不穏なものを歌う形の楽曲が並んでいるイメージがありました。必ずしも全…
先日聴いたジョアン・ドナートのこちらは75年リリース作品。『ケン・エ・ケン』の次作にあたります。大半の楽曲がジルベルト・ジルとの共作になっています。 ジョアン・ドナートに惹かれたのは、ブラジル音楽でありながらブラジルっぽくない佇まい、洗練され…
丁度1年前にサブスクで聴いて「いつかはフィジカルで」と思っていた作品を目出たく入手しました。2001年に自主制作でリリースされて、その後2022年に再発されたジョン・ブライオン唯一のアルバムです。 ジョン・ブライオンという人はルーファス・ウェインラ…
元Especiaの脇田もなりがDorianの全面プロデュースで制作した2023年リリースの作品。こちらもNICE POP RADIOで紹介されて耳に引っかかっていた作品でした。その後サブスクで聴いたりもしていましたが、やはりきっちりと聴いておきたいと思った作品です。 感…
ロックパイルの80年リリース唯一のアルバムは、ニック・ロウの一連の再発を聴いていた頃に中古で手にしていました。内容はとても良かったんですが、音圧があまりにも低かったので、リマスター盤を探そうと思って、そこから軽く7年も経ってしまいました。しば…
ここしばらくピーター・バラカンのラジオ番組「ウィークエンド・サンシャイン」では74年リリース作品の特集を放送していますが、このロバート・パーマーの1stもそこで紹介された1枚でした。ロバート・パーマーはモデルを使った派手なPVやパワー・ステーショ…
74年リリースの2作目。たった1年でかなり成熟しているように聴こえます。1stの方が勢いがあったかな。 こちらもリロイ・ハトソンのプロデュースですが、やはりベースラインが聴きどころだと思います。リロイ・ハトソンはベースの音を聴くのがポイントかもし…
先日聴いたリロイ・ハトソンのベスト盤をその後もずっと聴いていて、これはちょっと他の作品も聴かないと、と思っていました。唯一昔から持っていた国内盤のCDライナーノーツに関連作品としてこのヴォイセズ・オブ・イースト・ハーレムとナチュラル・フォー…
84年リリース作品。大貫妙子さんの聴き直しもここで終了です。 本作は同名の映像作品のサントラという位置付けですが、ご本人が映画音楽を作りたい、と希望されて、結果的に環境映像に対するサントラとして出来上がった作品です。 従って純粋な作品としては…
83年リリース作品。もうここではヨーロッパ路線、といったキーワードは卒業してご自身の世界観を確立されている印象を持ちます。もうオリジナルのポップスとして独り立ちしている。そこから現在までは一直線で繋がっているかのような安定感を感じます。 その…
82年リリースのこのアルバムがやはり大貫妙子のピークを示す作品だと思います。妄想だったフランスへの憧れをパリ録音で遂に現実のものとしている点も凄いですが、それよりもむしろ沸点は坂本龍一アレンジの前半曲にある。「黒のクレール」「色彩都市」「ピ…
81年リリースの5作目。ヨーロッパ路線の第2弾ということになりますが、ここで既に完成の域に達していて、揺るぎない印象を与える音楽になっています。 フランス映画に触発されたヨーロッパへの憧れ、という色合いに全てが染まっている訳ではなく、曲によっ…
前作から2年のインターバルを経て発売された80年リリースの4作目。ここからヨーロッパ路線がスタートします。 前作『ミニヨン』での商業路線への歩み寄りによる失敗からやる気を失っていたところに牧村憲一からヨーロッパ路線への転換をアドバイスされる。こ…
78年リリースの3rd。このアルバムはレコード会社の移籍に伴い、外部にプロデューサーを立てたことで、初めてご本人がビジネスと対峙した作品となっています。曲や歌詞に変更を要求され、従った結果がセールス不振だった、ということでその後の作品までの2年…
77年リリースのこの2ndは、2017年に放送されたテレビ番組「YOUは何しに日本へ」でアメリカ人がこの『SUNSHOWER』のアナログ盤を探しに日本へ来たエピソードで人気に拍車がかかったように思います。 折りしも、YouTubeで初期の山下達郎や吉田美奈子、大貫妙子…
今年になってまた大貫妙子さんのラジオ番組「The Univers」が復活したこともあって、大貫さんの声を毎週聴くことができるようになりました。ご自身の曲も沢山かかるので、色々と思い返すこともあり、久しぶりに初期作品を聴き返してみることにしました。 76…
ケン・イシイの初期音源集。初期の名義はケン・イシイではなく「Rising Sun」や「Yoga」だったんですね。最初目にした時は「Rising Sunフェスに出た時の音源かな」などと考えてしまいました。 1stの『ジェリー・トーンズ』にも見られるような浮遊感のある音…
ケン・イシイの99年リリース3rd。ケン・イシイはデビューが華々しくて、95年の1st『ジェリー・トーンズ』のリードトラック「EXTRA」では大友克洋の制作したMVも話題になりました。そのMVを観るためにWindows95のパソコンを購入したことを思い出します。 その…
1972年8月26日に開催されたロック・ソサエティ・ウラワでの演奏を収録した作品。この作品はずっと聴きたかった。 小坂忠がフォージョーハーフを率いていた時期は僅か1年足らずですので録音自体が貴重ですが、同じくフォージョーハーフとして録音されたライブ…