ザ・バード・アンド・ザ・ビー『Recreational Love』


ローウェル・ジョージの娘、イナラ・ジョージとグレッグ・カースティンによるユニット、ザ・バード・アンド・ザ・ビーの2015年リリース4作目。このユニットの作品はホール&オーツのカバー・アルバム以降、耳が遠のいていましたが、配信限定の作品も良かったし、そろそろ聴き返そうと思っていたところでした。

 

男女二人組のポップ・ユニット、という意味ではスチュアート&ガスキンやユーリズミックスを彷彿とさせますが、ここでのエレポップぶりはまるで後期のギャングウェイのようです。ホール&オーツのカバーを挟んで少し音がソウルフルになったように感じますね。プリンスみたいな曲もあるし。

 

淡々としていてかつ大衆的。不思議な立ち位置ですが、足跡は良質だと思います。浮遊感と多幸感に溢れている。ちょっと過去作品も聴き返してみようかな、と思わせるアルバムでした。