2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

レイハラカミ『レッド・カーブ』

レイハラカミは会社の後輩に教えてもらって『lust』を聴いたのが最初ですが、これはその前の01年に出ていた作品です。その後yanokamiでメジャーシーンに顔を出し始めて急逝してしまった才能ある方ですが、この作品でも才気溢れる音を並べていてさすがだなと…

細野晴臣『コインシデンタル・ミュージック』

85年リリースのCM楽曲集。こちらも買い直しを大分渋っていましたが、今回遂に手にしてしまいました。で、当たり前ですがCDはいい音ですね。聴こえなかった音が少しずつ聴こえます。 このアルバムの曲はほとんどが即興で作られた楽曲で、気楽な感じの雰囲気が…

大貫妙子『カミング・スーン』

矢のような日々を通り過ぎてやっと連休に突入しました。特に出かけることもないゆっくりした毎日を過ごすことを期待しつつ、86年リリースの企画ものアルバムを聴いています。ここのところこの時期の音源を聴く機会が多いですが、大貫妙子の場合は時空を超え…

トッド・ラングレン&ユートピア『Disco Jets』

76年リリース予定だったユートピアのお蔵入りアルバム。これが世に出るとは思っていませんでした。時期的には『Faithful』の後、カシム・サルトン加入前ということで音はその頃のテイストです。3曲目の『The Warp』の始まり方はビートルズカバーの『Rain』…

矢野顕子『東京は夜の7時』

79年リリースのライブ盤。先日聴いた『ごはんができたよ』の前作にあたり、『イエロー・マジック・オーケストラ』と『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』の間に位置するアルバムでもあります。YMOメンバーや山下達郎、吉田美奈子という豪華メンツが揃った…

高橋幸宏『...ONLY WHEN I LAUGH』

86年リリースのこのアルバムは高橋幸宏から興味が薄れていた時期の作品でずっと手を出さずにここまで来ました。前作『ONCE A FOOL』の甘いサウンドについていけなかったのが原因ですが、その後同作は結構聴くようになったのと、EMIイヤーズの作品を一気に聴…

ムーンライダーズ『Ciao! E.P.』

この土日はレコード・ストア・デイでしたが、そこでの目玉商品としてライダーズのピクチャーレコードが発売されました。一番の魅力は『Ciao !』発売時に限定発売されたアナログ盤にのみ収録されていた『Ciao ! 組曲』が聴けることです。いやあ入手できてよか…

YMO『アフター・サーヴィス』

YMO

ずっと買い直さずにいた散開コンサートのライブ盤ですが、この度中古10%引きに惹かれて遂に手にしてしまいました。YMOのライブ盤は余り熱心に聴かないこともあり、これと『パブリック・プレッシャー』そして一時期出た本人達未公認のライブBOXなんかは持って…

ムーンライダーズ『1979.7.7 ライヴ・アット・久保講堂』

パンク、ニューウェーヴ直前の79年七夕のライブ音源。この時期のムーンライダーズは実は余り聴かないんですが、それはひとえに『イスタンブール・マンボ』や『ヌーベルバーグ』あたりの地味な無国籍路線に起因する訳で、スタジオ録音盤のほのぼのとした音や…

ワールド・パーティー『Arkeology』disc 5

やっとラストに辿り着きました。物凄いボリュームですね。まずはアンディ・ニューマークの参加にびっくり。先日ロキシー・ミュージックの『アヴァロン』時のライブをスカパーで観ましたが、ここでの参加曲の音の切れは尋常ではない。元々スライの『フレッシ…

ワールド・パーティー『Arkeology』disc 4

歳をとったからか、週の後半は疲れてきますね・・。連休前というのは何かと忙しいもんですが、それにしても仕事多いよなあ・・。と愚痴りつつ4枚目に突入しました。本当にどの曲もクオリティが高くて、何でこいつらが未発表曲なんだろうと思いながら聴いてい…

ワールド・パーティー『Arkeology』disc 3

3枚目。このディスクにはライブが沢山入っています。その前にまずはビートルズの『ディア・プルーデンス』のカバーですね。気軽に歌ってますが、やはりワールド・パーティーを聴いてるとビートルズの匂いがプンプンします。それも特にジョン・レノン。風貌も…

ワールド・パーティー『Arkeology』disc 2

2枚目。何故かディスク2は2枚同じものが入っていて、手違いなんでしょうが少し得した気分です。昔トッド・ラングレンの輸入盤CDを買った時にジャケットが2枚入っていた時がありましたが、その時も何となく得した気分になった記憶があります。今回も別に何に…

ワールド・パーティー『Arkeology』disc 1

ワールド・パーティーの何と5枚組の未発表曲集がリリースされました。輸入盤で3200円程度。それで凄い仕様です。ダイアリー形式になっていて、装丁はほとんど書籍です。それで一曲毎に日記をめくるように写真付きのページが配してある。で、ほとんどが未発表…

Lali Puna『I Thought I Was Over That RARE, REMIXED AND B-SIDE 』disc 2

2枚目はリミックス集です。丸々リミックスのCDを聴くなんてコーネリアス以来かな。余り体験できる機会ではないですが、色合いは『Faking The Book』の音が鳴り響いていて気持ちいいですね。エレクトロニカは解釈の仕方がいかようにもあって、こちらがオリジ…

Lali Puna『I Thought I Was Over That RARE, REMIXED AND B-SIDE 』disc 1

05年リリースのLali Punaレア音源集です。これでLali Punaも揃えてしまいました。音が鋭いですね。最近聴いていたのが比較的落ち着いた音のものが多かったので、急にこちらに展開するとインパクトがあります。 元々高橋幸宏が絶賛していたので目を付けて買い…

矢野顕子『ごはんができたよ』

80年リリースのこのアルバムもずっと聴かずに過ごしてきました。今更気付きましたが2枚組だったんですね。74分というボリュームで迫ってくる音はとても勢いがあります。これを全盛期と呼ばずしてどう表現すればいいのか。音は薄めではありますが緩急つけた展…

荒井由実『MISSLIM』

女性ボーカルが続きます。74年リリースの荒井由実2nd。聴いた中ではこれが一番いいんじゃないかな。といっても初期3枚しか聴いていませんが・・。 1曲目の『生まれた街で』から勢いがあります。細野晴臣のベースがブンブン唸ってますね。マイミクさんお勧め…

『ベスト・オブ・キャンディ・ステイトン』

i-radioが更新されなくなって久しいですが、以前にキリンジのi-radioでかかっていたキャンディ・ステイトン、どの曲にひっかかったか既に忘れてしまいましたがこのベスト盤だけはずっとamazonのカートに入れっぱなしでした。04年リリースなのでもう随分経つ…

Perfume『スパイス』

間もなく新曲が出るPerfumeの前作シングルを何故探していたかというと、ひとつには『GLITTER』のオリジナルバージョンを持っておきたかったことと、初回限定に入っているこれも『GLITTER』のPVがきちんと見たかったことが理由です。ほんとにこのPVはいい。ダ…

南佳孝『摩天楼のヒロイン』

73年リリースの南佳孝デビュー作です。松本隆のカラーが色濃く出た都会と浪花節が混じった架空世界。そこでキャラメル・ママや武川雅寛、矢野誠といった面々がバックを固めた鉄板の1枚。確か昨年矢野誠主催のイベントであがた森魚と共にこのアルバムも再現さ…

ジョン・サイモン『John Simon's Album』

70年リリースのこのアルバムもしばらく中古盤の棚にあってずっと気になっていたものです。今回年度末のタイムセールで遂に手を出してしまいました。 ザ・バンドの1st、2ndを好きなら自然と耳に入ってくるサウンドですね。渋いですが決して敷居は高くなく、ラ…

細野晴臣『銀河鉄道の夜』

細野晴臣のこのアルバムは映画のサントラということでスルーしていましたが、しばらく前の香山リカのラジオ番組でYMO特集をやっていた時に表題曲がかかって「これは見逃せない」と思っておりました。そもそも85年という年はかなり多作な頃で、時期的には『SF…

ハービー・ハンコック『Headhunters』

ハービー・ハンコックといえば我々の世代では『ロックイット』な訳ですが、エレクトリックマイルスの流れでずっと気になっていたこの74年リリースのアルバム、先日観たミュージックエアでのライブ(ミュージックラーデン出演時のものですね)で良さを確信し…

キャロル・キング『Pearls』

80年リリースのこのセルフカバー集はしばらく探してましたが今回サクッと置いてあったので嬉々として手にしました。基本的にゴフィン&キングの作品集です。いい曲多いですよ、単純に。 1曲目からいいなあ、と思ったらこれは当時の新曲でした。3曲目の『ワン…