2枚目はリミックス集です。丸々リミックスのCDを聴くなんてコーネリアス以来かな。余り体験できる機会ではないですが、色合いは『Faking The Book』の音が鳴り響いていて気持ちいいですね。エレクトロニカは解釈の仕方がいかようにもあって、こちらがオリジナルと言われても違和感がなかったりしますね。
しかしここのところ毎日忙しいんですが、そういう時にこうした音はBGMとして重宝するんですね。淡々と続いてかつ静かな訳でもなく、とはいえモノクロの肖像画のような音像。春らしくはないですがかといって徹底的に寒々しい訳でもなく。フレーズが綺麗で囁き系のボーカルも嫌味がないので変にアブストラクトではなくて耳に心地いいリミックス集ですね。5曲目の卓球みたいな音は何だろう?