2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

高橋幸宏『Run After You』

98年の高橋幸宏のライブ盤はなかなか市場に出回らなくて、もう手に入れることは不可能かと思っていました。先にYouTubeで当時の映像も見たりしていて、これで充分かな、等と自分を納得させたりもしていた矢先にポッと見つかったタイトルです。 90年代の高橋…

ペンギン・カフェ・オーケストラ『Penguin Cafe Orchestra』

ペンギン・カフェ・オーケストラの81年リリース2nd。ペンギン・カフェはずっと探していたんですが、まさかプログレのコーナーに置いてあるとは思いませんでした。何となく環境音楽かと思っていたので、もしやワールド・ミュージックかな、などと想像しつつ眺…

ロビン・ヒッチコック/アンディ・パートリッジ『Planet England』

アンディ・パートリッジのコラボレーションシングルが出ていたのは知っていましたが、先日CDショップの店頭に置いてあったのでやっと手にしました。毎度毎度XTC関連には目がないんですが、今回も安心の出来栄え。 鳴っている音が紛れもなくアンディ節で、ど…

KIRINJI『cherish』

KIRINJIの新作が出ました。いやあ、これは。久々に複雑な音楽を聴いた気がします。一聴して直ぐには体に入ってこない奥の深さを持っている。こんな掘り甲斐のある音楽は久々に聴きました。 基本はブラック・ミュージックにテイストが近いと感じます。日本人…

デュークス・オブ・ストラタスフィア『Psurroundabout Ride』disc 2

XTC

XTCのブルーレイと2枚組での再発方式はその後も一向にメジャーになりませんが、常々アンディ・パートリッジが言っているように、沢山の音源をファンに手軽な値段で届けたい、という一心で継続している。これには頭が下がります。2枚目はいつものようにブルー…

小沢健二『So kakkoii 宇宙』

小沢健二が戻ってきました。シングルは何枚か切っていましたが、アルバムまで出すとは驚きです。もう二度とないと思っていた音楽的体験が、90年代当時を匂わせる雰囲気で時代を切り取って再来した。それはとても嬉しいことです。 ブレイク当時から痛々しかっ…

デュークス・オブ・ストラタスフィア『Psurroundabout Ride』disc 1

XTC

XTC変名サイケバンドのスティーヴ・ウィルソンによるミックス再発が出ました。『Apple Venus』の前にこれか。恐らくコリン・ムールディングの許可がまだ下りてないんですね、きっと。 『25 O'clock』が85年、『Psonic Psunspot』が87年ですので、XTCでいえば…

ピチカート・ファイヴ『カップルズ』

87年リリースのピチカート・ファイヴの1st。この頃自分は大学に入学した頃なので、CDプレーヤーを大学生協で購入した記憶があります。きっかけはXTCのCD再発に未発表曲が入っていたからでした。そして、この作品も発売当初は既にアナログが出せないタイミン…

プリンス『1999』

そもそも『パープル・レイン』をまともに聴いたことがなく、次作の『アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ』から聴き始めたというのがプリンスとの付き合いの最初なので、この初期の代表作もずっと聴かずに来ていました。そういった意味では不届きなリ…

プリンス『愛のペガサス』

79年リリースのこの2ndは冒頭の「I Wanna Be Your Lover」が有名ですが、実は2曲目の「Why You Wanna Treat Me So Bad?」がかつてピーター・バラカンの「ポッパーズMTV」で観た曲だったということに今更ながら気づきました。 この跳ねるようなリズムとジミヘ…

プリンス『For You』

初期のプリンスを聴いてないなあ、とずっと思っていたので、まとめて何枚か手にしてみました。恐らくいいんだろうと思っていましたが、想像以上に完成されていますね。どの曲も粒揃いの78年リリース1stです。 プリンスという人は、ソウルでもロックでもファ…