2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧
言説先行の香りがするceroの新作。本当はディアンジェロの新譜を聴いてからにしようと思っていましたが、トレイラーが魅力的だったのでまずは聴いてみることにしました。 リズムの進化に伴ってバンド自体が変質していくというのはとてもスリリングで、形態自…
トッドの新譜は必ずデラックス・エディションを購入しましょう。DVDとの2枚組ですが、2時間近くもある豪華な内容です。Webcastで配信されている映像をパッケージ化したもののようですね。 本編の新作は正直言って凡庸なEDMの域を出ません。日本盤にはYMOの「…
御大のラスト作。82年リリース。こちらは前作程の音質向上は感じられませんでした。そもそもキャプテン・ビーフハートで高音質というのも違うとは思いますが。 本作は大分後になって聴いた作品でもあるので、まだ体に染み渡ってないのも原因かと思いますが、…
これは夢のようだ。 ヴァージン移籍後の後期2作が目出たく再発されましたが、今回は高音質盤のプラチナSHMで購入してみました。事前に評価を目にしていたものの、ここまで微細な音が再現されているとは。これがリマスターの効果なのか、ディスクの性能なのか…
青山陽一のベスト盤は過去に99年と05年にリリースされていますが、99年のベストはメトロトロン時代の総括、05年のベストはどちらかというとレアトラック集といった趣が強かったので、今回のようなレーベルを超えたオールタイムベストは初の試みとなります。…
遡って74年作。こちらはスタジオ盤ですが、コンパクトながら耳に引っかかりを残す内容です。ただ単に流れていくものかと最初は思っていましたが、「Unbroken Chain」での曲中の奇妙な金切り音に彼岸の音楽を感じました。曲自体も結構いいと思います。 演奏主…
81年リリースの2枚組ライブアルバム。前年に行われた15周年記念コンサートからの音源でこちらはエレクトリックサイド。聴いても聴いてもどこかへ飛んでいってしまうかのようで、掴みどころのない淡々とした演奏です。 やはりはちみつぱいを連想しました。音…
春の人事異動で20年ぶりに再会した先輩からグレイトフル・デッドの諸作品を貸してもらいました。この春は本当に久々に会う人が多くて、いかに自分が長く働いてきたかを思い知らされますが、この20年という年月が見事にあっという間なんですね。恐ろしいこと…
YouTubeを漁っていたら出て来たバラカン・モーニングでのタワー・オブ・パワー特集。これにはやられました。速攻でクリックしてしまいました。 実はタワー・オブ・パワーについては余り知識がなくて、何となくここまでスルーして来てしまいましたが、ここで…
なるほど。。ここまでいっちゃうとなあ。 アリスタ期3枚目の79年作。全米で大ヒットしたアルバムだそうですが、ここにいるキンクスに憂いはなく、軽めのハードロックという趣。とにかく短期間で分かりやすく最小ユニットで作ったライブ向き作品、こういう時…
XTCのアンディ・パートリッジの最近の呟きで、ファンからの「聴くべきアーティストは?」との質問に「ジュディ・シル、ELO、キンクス」という回答がありました。まずはこの3アーティストを聴き込め、とのお達し。最近復活したブラーのメンバーにもキンクスを…
先日、会社の人がポールの東京ドーム公演に行って来た話を喫煙所で聞いたんですが、全37曲2時間半、ビートルズの曲もたっぷり含んで非常にパワーをもらった旨話をしてくれました。ところどころ怪しい局面もあったようですが、概ね感動。これで半年は持つ、と…
04年リリースのep。2ndと3rdの間に出された作品ですが、恐らくはアルバムを出せなかった時期なのではないかと推測します。その後くるりの主催するレーベルから作品がリリースされていますので、余り売れなくてレコード会社が見つからなかったのではないかと…
パール兄弟の紙ジャケリマスターは見つけたら買うことにしていますが、こちらは86年リリースの1st。発売当時「江戸時代の恋人達」のPVを観た記憶がありますが、平坦な印象があって触手が伸びませんでした。 プロデュースは岡田徹ということで無難な音づくり…
オランダの才人、ベニー・シングスによる08年リリースのプロデュース作。ジョヴァンカという人はモデルさんのようですが、音楽にも並々ならぬこだわりがあってベニー・シングスと出会った模様。J-WAVEでもたまにかかったりしていましたので、そこそこ日本で…
91年という年はジャパンがレイン・トゥリー・クロウという名で再結成した記念すべき年でした。残念ながらそこにジャパンという名称を使うかどうかでメンバー間に再度亀裂が生じてその後のリリースはありませんでしたが、同じ年にこの作品がジャンセン=バル…
WOWOWで放送された大貫妙子の40周年ライブはとてもふくよかな演奏で気持ちのいい映像でした。最近はその素材が商品化される機会が多いですが、これもそのひとつ。目玉はキャラメル・ママの演奏です。 大貫妙子に限ったことではないですが、フロントに立つ人…
ラスト。企画力のなさが集約されているレアトラック集です。 やっぱりアルファ時代の『テクノバイブル』を彷彿とさせますが、そこでのレアトラック集はオーブのリミックスなんかも入っていたので、それに比べればまだまし。とはいえ既出音源の多さからお得感…
こちらは一度再発されたものを持っているのでダブリとなります。従って新たな発見もありませんが、やはりウィンターライブは正式な映像化再発を願って止みません。『PROPAGANDA』も『TECHNODON LIVE』も再発されていますので、いずれはと期待して気長に待つ…
ああ、大分違うんだ。音が攻めてる。 1年経って、本格的に欧米各国を廻ったワールドツアーの音源。一聴して音が暗いな、と思いました。鳴っているノイズも攻めてる音が多い。時期的には『BGM』録音直前、『B-2 UNIT』発売直後ということでヒリヒリした緊張感…
ここまで来てまだ70年代。 初の海外単独ツアーに出たYMOの記録がこの2枚組となりますが、演奏はとてもタイト。特にやっぱりドラムですね。「在広東少年」のリズムの早いこと。全体的には『パブリック・プレッシャー』のギター差し替え事件の元音源でもあり、…