グレイトフル・デッド『Wake Of The Flood』

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春の人事異動で20年ぶりに再会した先輩からグレイトフル・デッドの諸作品を貸してもらいました。この春は本当に久々に会う人が多くて、いかに自分が長く働いてきたかを思い知らされますが、この20年という年月が見事にあっという間なんですね。恐ろしいことです。

この先輩とはザッパやムーンライダーズの話をよくしていました。「ザッパ聴くんならデッドも聴くべきだよ」とのアドバイスを当時頂いて、とりあえず『Live / Dead』は聴いてみたんですが、今ひとつピンと来ない。緩いんですね。この73年リリースの作品もバーズやジョージ・ハリスンのようですが、この緩さに身を委ねることが出来るか、試されているような気分になります。

確か以前に常磐貴子がグレイトフル・デッドを聴いていると知って驚いた記憶がありますが、この渋さ満点の魅力に取り憑かれることが出来るのか。フォロワーのフィッシュは好きなんですが、デッドの方は有無を言わせない緩さがあります。ザッパやフィッシュのように斬り込むようなギターソロがなく、あくまで淡々と進んでいく。まだまだ勉強が足りません。