2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧

リロイ・ハトソン『Anthology 1972-1984』

リロイ・ハトソンはカーティス・メイフィールド関連で1stを聴いていてはいましたが、今ひとつ引っ掛からなかったのでそのままにしていました。先日Radikoで「Love The Feeling」を聴いて、「これは聴き直さねば」と思い、このベスト盤を手にした次第です。 …

ケン・イシイ『MIX-UP Vol.3』

ここのところケン・イシイのDJ画像を仕事中にかけっ放しにしていることが多くて、しばらく聴いていなかった作品を聴き返したりしていたんですが、左程手持ちがないので少し集めてみることにしました。この作品は96年にリリースされているもので、石野卓球のM…

Original Love Tour 2024 “Game Changer Tour”

およそ30年ぶりにオリジナル・ラブのライブに参加して来ました。以前観た時はまだ郡山にいた頃で、丁度『RAINBOW RACE』が発売された後のツアーだったと思いますが、今オリジナル・ラブは当時のリズム隊(ドラム佐野康夫、ベース小松秀行)が復活しているの…

矢野顕子『ト・キ・メ・キ』

78年リリースの3rd。想像していた以上にモダンなアルバムでした。 ニューヨークのミュージシャンと共に作り上げられた作品で、演奏はバッチリ。そこに松武秀樹とユートピアのロジャー・パウエルの音響効果が加わるという豪華な布陣となっています。 初期の矢…

リンダ・キャリエール『Linda Carriere』

アルファ再始動に伴い、半世紀ぶりに蔵出しとなった77年制作の細野晴臣プロデュース作品。もうこれは音が最高です。言うことなし。 作家陣が細野晴臣に加えて山下達郎、吉田美奈子、矢野顕子、ということでもう当時の音が鳴っているわけですが、皆この時点で…

矢野顕子『いろはにこんぺいとう』

77年リリースの矢野顕子2nd。初期の矢野顕子は1stの『ジャパニーズ・ガール』から79年の『東京は夜の7時』まで飛んでしまっていたので、今回はミッシングリンクを埋める形になります。 初期の作品は和風なテイストが漂っていることに若干の抵抗があったんで…

吉田美奈子『イン・モーション』

83年リリースのこの作品で一旦聴き固めは終了。こちらはライブにオーヴァーダブでホーンを加えた作品となります。 ライブ音源を後で編集加工し、意識的にパッケージ作品として扱うのは究極的にはフランク・ザッパがよくやっていた手法ですが、同じく山下達郎…

吉田美奈子『ライトゥン・アップ』

82年リリース。これはもう絶好調のアルバムですね。当時の仲間達と作り上げた余裕の楽曲群に海外録音でブレッカー・ブラザーズや先日亡くなったデヴィッド・サンボーンのホーン陣を重ねて仕上げた極上品で、実はこのアルバムがピークなのでは?と思わずには…

吉田美奈子『モンスター・イン・タウン』

81年作品。ここではもう圧倒的完成度を誇っていて、少し圧迫感も感じるくらいです。 「ファンクの女王」と呼ばれていたようですが、確かにファンキーではあるものの、それは山下達郎が挑むファンクネスであって、傍には常にメロディがある。吉田美奈子のファ…

吉田美奈子『モノクローム』

80年リリース。冒頭の重低音から「何事が始まったんだ」と思わずにはいられないクールな佇まい。冷静に音楽を立ち上げていく自信のようなものが感じられて、もうこれ一発で素晴らしい作品の予感が漂いました。意志が強いアルバムのように思います。 山下達郎…

吉田美奈子『愛は思うまま』

78年リリース。こちらもご本人の意図とは別にブッキングされたLA録音で出来上がっているアルバムですが、これはこれで洗練されたいい作品に仕上がっています。 ただ、一聴して全体的にくぐもった音がしていて、これは意図的なのかどうか判別しかねます。楽曲…

吉田美奈子『FLAPPER』

ここから吉田美奈子の固め聴きに行きたいと思います。まずは76年リリースの3rd。こちらは買い直しました。 とにかく総力戦で臨んでいる作品で、「ラムはお好き?」と「夢で逢えたら」の2曲で細野晴臣、大滝詠一の揃い踏みがなされています。しかしながら結構…

カーネーション『LIVING / LOVING 20th Anniversary live at Billboard Live TOKYO 2023.5.14』

カーネーションの2003年の作品『LIVING / LOVING』はメンバー脱退を経て3人体制となった初めてのアルバムでした。少し煮詰まってきた感じがしていた前作から、苦心の上ではあれ吹っ切れた音が鳴っていた痛快なアルバムでしたが、そこからはや20年。その20周…