カーネーション

カーネーション『ADAMSKI Live at GARDEN 2015.12.20』disc 2

2枚目。ここでの白眉は大好きな『GIRL FRIEND ARMY』のオープニング・ナンバー「Garden City Life」から「I LOVE YOU」「ROSE GARDEN」と続いていく3連発でした。この勢いのある演奏は素晴らしい。 カーネーションは元々演奏力の高いバンドでしたが、3ピー…

カーネーション『ADAMSKI Live at GARDEN 2015.12.20』disc 1

続いてカーネーションの2015年のライブ音源。こちらはシングル「アダムスキー」発売を受けて行われたツアーからのもので、時期的には『Multimodal Sentiment』の前、『SWEET ROMANCE』の後、といったタイミングになります。 そもそもこの2枚のアルバムの間に…

カーネーション『Live at TOKYO KINEMA CLUB 2009.4.26』disc 2

2枚目。ここではやはりこのライブの主軸となる楽曲「ジェイソン」が圧巻でした。驚異的にドラムがうまい。その後間髪入れずに「New Morning」を畳み掛けていくところが凄い。そしてそれに続くのは「ローマ・函館」ということで、この辺りの展開がこのライブ…

カーネーション『Live at TOKYO KINEMA CLUB 2009.4.26』disc 1

続いてこちらはカーネーションの2009年のライブ。時期的には『Velvet Velvet』の前、『Wild Fantasy』の後、というタイミングになります。 ここで起こった大事件はドラマーの矢部浩志の脱退ですが、後任に自ら指名したと言われている中原由貴の非常に素晴ら…

カーネーション『LOVE SUITE live at 大手町三井ホール 2020.12.4』disc 2

2枚目を聴いていてやけに『Love Sculpture』からの選曲が多いなあ、と思っていたら、この時点で発売20周年なんですね。きっとそれが原因でしょう。『Love Sculpture』を余り聴き込んでこなかったので、結構新鮮にそれぞれの曲を味わうことができました。 ラ…

カーネーション『LOVE SUITE live at 大手町三井ホール 2020.12.4』disc 1

カーネーションのオフィシャル・ブートレグ・シリーズはこれまで手を出さずにいましたが、ディスク・ユニオンの御茶ノ水店で店頭に置いてくれていたので今回一連の作品を聴いてみることにしました。 タイミング的には『Suburban Baroque』の後、『Turntable …

カーネーション『CARNATION 40th Anniversary "Carousel Circle" Release Tour』

祝!カーネーション40周年、ということでカーネーションの40周年記念ツアーの最終日に参加してきました。自分も含めて観客の年齢層は高めでしたが、ムーンライダーズと比べるとまだ若い女性がいたりして非常に華やかな客席でした。カーネーションの観客は女…

カーネーション『Carousel Circle』Blu-ray

初回限定盤付属のブルーレイ・ディスクには2つのライブ映像が入っていて、MVも合わせると何と収録時間は229分。これは凄まじくお得です。 映像はひとつ目が2012年に行われた『天国と地獄』発売20周年の再現ライブ。これ、素晴らしい演奏ですね。全曲演奏して…

カーネーション『Carousel Circle』

今年結成40周年を迎えるカーネーションの19枚目の新作がリリースされました。 カーネーションは2016年の『Multimodal Sentiment』以降、キャリア何度目かの好調を維持していますが、今回の新作もその好調ぶりは持続しています。 何となく段々と一時期のXTCの…

カーネーション『Turntable Overture』DVD CARNATION TRIO tour 2021 "Three Naughty Villains" Live at SHIBUYA CLUB QUATTRO

カーネーション新作の初回限定盤付属DVDのライブ映像です。2021年2月のライブということで、時はコロナ禍。観客もマスク姿で歓声なし、拍手のみ、という昨今の大相撲のような興行スタイルです。メンバーもどこかぎこちなさそうで、MCもメンバー紹介以外は一…

カーネーション『Turntable Overture』

カーネーションの新作がリリースされました。メンバー御二方ともコロナに感染したとのニュースを見た時にはとても心配しましたが、こうして無事リリースされたのはめでたいことこの上ない。加えて良作です。 音が太いですね。バンドが3ピースになった時にも…

矢部浩志カバー・アルバム『HIROSHI YABE SONGBOOK』

白血病で闘病中の元カーネーション のドラマー、矢部浩志を応援するトリビュート・アルバムが限定でリリースされました。こんな形でご病気の方を応援することができるなんて、何という洒落た試みでしょう。CDを買うことでいちリスナーとしても貢献できるなん…

カーネーション『草月ホールのカーネーション』disc 2

2枚目はホーン陣をゲストに招いてのライブ。当然ながら選曲が変わります。この趣向は面白いですね。 こちらの方が演奏が派手です。勢いが漲っていて、ストリングスのライブとはまた異なる雰囲気を醸し出しています。この対比を狙っていたんだとすれば、この…

カーネーション『草月ホールのカーネーション』disc 1

ご飯を食べるように音楽を聴いていく。今日は母の四十九日です。 カーネーションの昨年行われた草月ホールでのライブが作品化されました。2日間開催されて、初日がストリングス、二日目がホーンとの共演だったんですね。結構趣向を凝らした内容だったんだな…

ソギー・チェリオス『Ⅲ』

カーネーション の直枝政広とワールド・スタンダードの鈴木惣一朗によるユニットの3作目が出ました。とても渋くていいアルバムです。 これを機に1stと2ndも聴き直してみましたが、結構2ndの『Eels And Peanuts』がいい作品だな、と再認識しました。一作ごと…

35年目のカーネーション『SUNSET MONSTERS』

行ってきました!久々の野音。カーネーションの35周年記念ライブです。16:30開演で終了が20時過ぎですので、およそ3時間半のステージでした。進行は淡々としていて、この辺りがムーンライダーズの鈴木慶一と比較するとシャイな一面が垣間見れてしまう。ゲス…

カーネーション『Long Time Traveller』

来週の野音に向けて予習の意味も込めてカーネーションのベスト盤を購入しました。35周年ということで、ご本人達はそんなに重く考えたくないと仰っておりましたが、何と言っても四半世紀以上に渡って続いているのは素晴らしい。 ここ最近、やたらと10周年、20…

カーネーション『Hurricane Festival Live & Document』

3ピースになってからのカーネーションのライブ映像です。こちらは2005年。3人編成になってからのカーネーションはとても演奏がタイトで、まるで別物のようです。ライブとしてもこちらの方が勢いがあっていいんじゃないかなあ。現在はドラムが抜けて2人編…

カーネーション『For Beautiful Columbia Years 1994-2000 The Booby Show And Clips』

今年結成35周年を迎えるカーネーションですが、過去の映像作品が手に入りましたので見返しました。本作はVHSでかつて購入しましたが、DVD化の際にはPV集とセットで2枚組になっていたんですね。知りませんでした。 タイトルにあるように、コロンビア期のライ…

カーネーション『Suburban Baroque』

カーネーションの新作が短いインターバルで届きました。前作もまだ聴き込めていないのに、間隔が早い。これは好調な証拠でしょう。 冒頭1曲目の「Shooting Star」でいきなり引き込まれました。これは『a Beautiful Day』じゃないか。実際、ご本人達のコメン…

カーネーション『Multimodal Sentiment』

カーネーションの新作が出ました。既に大評判なので期待して聴きましたが、確かにとても良い作品です。 先日聴いたオリジナル・ラブもそうですが、ここへ来て吹っ切れての原点回帰、というより自らのルーツ、初期衝動を振り返ることへの抵抗を取り払って、自…

ソギー・チェリオス『Eels And Peanuts』

昨年リリースされたソギー・チェリオスの2nd。2枚目があるとは思っていませんでしたが、今後もビートニクスのように不定期に活動を続けていってくれるんでしょうか。 ほぼ直枝政広と鈴木惣一郎の二人ですべての楽器を演奏していることもあって非常にパーソナ…

カーネーション『アダムスキー』

2015年のラストはカーネーションの新曲。アナログ7インチシングルです。 シングルとはいってもライブ音源8曲を含む11曲のダウンロードコード付き。最近のシングルは単発では商売しにくいために特典が豪華になっていますが、こうした形でのリリースなら納得で…

カーネーション『"a Beautiful Day" 20th Anniversary Live』

この熱量。これに耐えるために体調を整えておくことが必要でした。 カーネーションの95年リリースのアルバムの再現ライブが先日行われましたが、Amazon限定でライブ盤としてパッケージされて登場しました。非常に盛り上がったという話はそこかしこから伝わっ…

直枝政太郎『東京ゴジラ』

昨年はカーネーションデビュー25周年ということで様々な企画が立ち上がりましたが、デビュー前の音源をケラの熱い要望で復活再始動したナゴムからリリースしたのが本作です。正直言ってデモテープ集の域を出ないのでファン以外にはきついと思いますが、耳鼻…

カーネーション『WACKY PACKAGES』

最高! カーネーションの94年リリースのライブ盤。このタイトルだけ持ってなかったんですが、今回たまたま中古屋でデラックス・エディションを発見しました。これはいつか買おうと思っていたんですが買って良かった!時期的には『EDO RIVER』リリース直前。…

ソギー・チェリオス『1959』

これはいい!カーネーションの直枝政広とワールド・スタンダードの鈴木惣一郎が組んだユニットのアルバム。想像以上に良かった。 『とんかつの唄』では細野晴臣と鈴木慶一をゲストボーカルに招いていますが、何といっても二人の倍音がよく出たボーカルは抜群…

カーネーション『Renaissance Minstrels』

ラストは未発表音源集です。カーネーションは一時期コロンビア音源を大量の未発表曲と共に再発した経緯がありますが、初期でもこれだけの楽曲があったとは驚きです。音質は今ひとつのものもありますが、丁寧に掘り起こしていく姿勢には感銘を覚えます。 湾岸…

カーネーション『GONG SHOW』

1stから僅か5ヶ月後にリリースされた88年発表の2nd。このアルバムは1曲目の『ゴング・ショウ』とラストの『夜の煙突』にとどめを刺します。 『夜の煙突』は森高千里もカバーしたカーネーションのナゴムからの1stシングルでもあって、カーネーションの代表曲…

カーネーション『YOUNG WISE MEN』

88年リリースの実質的なファースト・アルバム。冒頭からスネアの音のみのリズムが繰り出されてそのまま突っ走ってしまう『ビーチで写真』。この勢いにはやられました。どうもこれは鈴木博文のアイディアだったようです。その後の『恋は底抜け』。この凝った…