2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

佐藤優介『キラアク』

カメラ=万年筆の佐藤優介による満を辞してのソロシングルが出ました。ムーンライダーズのアルバムから名付けられたカメラ=万年筆は佐藤優介と佐藤望の二人によるユニットで、その内佐藤望の方は昨今Orangeadeでも活躍中です。 しかし、名前をよく聞いたの…

ジェイムス・テイラー『That's Why I'm Here』

85年リリースの作品。前作『ダディーズ・スマイル』から4年のブランクがありますが、その間には離婚などもあって決して順調な生活ではなかった中でのこの穏やかな作風はどうでしょう。JTという人はどこまでも優しくて、永遠にその感触が消え入ることがない。…

フランク・ザッパ『Ship arriving too late to save a drowning witch』

昨今も順調なリリースが続くザッパのこちらは82年リリース作。80年代のザッパはずっと聴くのを避けてきたので、やっと最近になって発掘していますが、基本どれもとてもいいです。本当にもっと早く聴いておくべきでした。 この作品はタイトル曲の「Drowning W…

オリジナル・ラヴ『東京飛行』

まだ「ラヴ」だった頃のオリジナル・ラヴ06年リリース作品。オリジナル・ラヴは『踊る太陽』と『街男 街女』でちょっとついて行けなくなって、『キングスロード』と本作はミッシングリンクだったんですが、その後「ラブ」への改名以降の好調ぶりから振り返る…

ジャコ・パストリアス『Modern American Music... Period! The Criteria Sessions』

ジャコ・パストリアスのデビュー前の蔵出し音源をリリースした作品。発売は2014年、録音はデビュー前の1974年です。先日のピーター・バラカンのラジオ番組「バラカン・ビート」で本作収録の「Balloon Song」がかかって、ピーター・バラカン氏も「このアルバ…

ゴンチチ『Fingering Christmas』

90年リリースのゴンチチによるクリスマス・ミニアルバム。ゴンチチを最初に聴き始めたのが90年代初頭で、同じく90年に出た『Devonian Boys』あたりですので、この辺はとても親近感があります。それにしても7曲入りで収録時間24分で2500円というのは、今の時…

マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル『United』

67年リリースのマーヴィン・ゲイ、タミー・テレル初のデュエット作品。以前ベスト盤を貸してもらって聴いたことがありましたが、その際にも入っていたヒットシングル「Ain't No Mountain High Enough」が冒頭に収録されています。 とってもいいんですが、ど…

カーティス・メイフィールド『Roots』

ここ最近ソウルづいていますが、マーヴィン・ゲイに続いて久々にカーティスにも手を伸ばしました。71年リリースのこの3rdアルバムは1stの『Curtis』と4thの『Superfly』の間に挟まれて地味な印象があって、つい見逃しがちな作品ですが、実際聴いた印象も地味…

小坂忠『Connected』

旧譜の再発でまた周辺が賑やかになりつつある小坂忠のこちらは09年リリース作。高橋幸宏、小原礼、佐橋佳幸、Dr.kyOnといった気心の知れたメンバーと作り上げた作品です。 09年には小坂忠の過去作品をボックスにしたセットも発売されていて、密かに周辺が盛…

マーヴィン・ゲイ『You're The Man』

本来は72年にリリースされるはずだった、マーヴィン・ゲイの幻のアルバムの復刻版。とはいえ、実際には制作が頓挫して発表されることはありませんでしたので、これはその当時に録音された素材を寄せ集めた音源集となっています。しかしながら、寄せ集めた素…