2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ロイ・ウッド・ウィゾ・バンド『Super Active Wizzo』

ロイ・ウッドのワーナー時代の2作が紙ジャケ再発された。何でもこの2作品は世界的に再発が望まれていたそうで、各国の署名を集めて再発に至ったそうだ。何という素晴らしい時代。『On The Road Again』は買い直しとなったが、傑作なので仕方ない。 こちらは…

ローラ・ニーロ『抱擁』

93年リリースのローラ・ニーロ、ラストアルバム。これはいい! ゲイリー・カッツとの共同プロデュースでスティーリー・ダン人脈をふんだんに使っての鉄壁陣容で、安定した演奏を聴かせる。このあたりは02年に出たキャロル・キングの復活作『Love Makes The W…

ローラ・ニーロ『マザーズ・スピリチュアル』

84年リリースのローラ・ニーロ9作目。これは少し音に迷いが感じられる。 今度新作を出すトッド・ラングレンが参加しているということで、その辺りを注意して聴いてみたが、参加曲のうち1曲目の『To A Child』なんかは80年代のキラキラしたアレンジが途中から…

ローラ・ニーロ『愛の営み』

78年リリース8作目。ほんとにローラ・ニーロの作品には外れがない。 フィフス・アベニュー・バンドのロスコー・ハリングが制作を仕切っていて、自宅で録音されたというマイルドな仕上がり。1曲目の『Mr. Blue』からしてコーラスの多重録音から目眩ものだが、…

ローラ・ニーロ『光の季節』

77年リリースのライブ盤。本来は2枚組で出るはずだったものが、1枚に編集され、曲順入れ替えや差し替えなどが行われて当時は発売されたようだ。昔はこういうアーティスト側の意向を無視したマーケティング優先のエピソードが多い。だから信用されなくなるん…

ローラ・ニーロ『スマイル』

大量購入の話を会社の人に言いまくっているが、きっと自虐的かつ自分でも嬉しいんだろう。自然とメディアの話になるが、たとえ同年代かそれより上の人であっても自分のようなビニールジャンキーとパッケージへ固執しない人とに大別される。ビジネスとしては4…

ローラ・ニーロ『魂の叫び』

怒濤の買い込み17枚!まずはローラ・ニーロ6連発だ。 70年リリースの4枚目は前作『ニューヨーク・テンダベリー』から続く荘厳さと次作『ゴナ・テイク・ア・ミラクル』に繋がるR&B路線の間にある作品。それぞれが振り切れた作品なので、その中間に位置するこ…

ブライアン・ウィルソン『That Lucky Old Sun』

66歳ブライアン・ウィルソンの傑作が出た。DVD付の国内盤を待って買ったが、これは正解。映像の方は非常に興味深かった。 恐ろしいスピードで各メンバーに指示を飛ばす姿はザッパやJBを彷彿とさせる。うおお、ブライアン・ウィルソンってこんな人だったんだ…

田坂広志『仕事の思想』

田坂広志のメールマガジンに登録すると、定期的に講話の案内が送られてくる。これを聴くと、語り口は独特で少し笑ってしまうが非常にためになる。色々な意味で基本を網羅している。 『仕事の思想』という本は有名なタイトルのようだが、文庫で安いので買って…

大塚英志+東浩紀『リアルのゆくえ』

東浩紀は『郵便的不安たち』で90年代の姿を見事に言語化していることに衝撃を受けて以来のファンだが、今回はひと世代上の大塚英志との対談本。全編にわたって繰り広げられる喧嘩にも似たやりとりがスリルを増している。 大塚英志の執拗な問いかけに対して徹…

ローリング・ストーンズ『Sticky Fingers』

キャプテン・ビーフハートのアンソロジーを手に取るために中古センターに行ったら買われていて、やっぱり「タッチ&バイ」か・・と落ち込んでいたところ、不意に見つけたのがこのジッパー付きジャケット。 ブライアン・ウィルソンの新譜が鳴り響く中で、ヴェ…

崖の上のポニョ

子供と一緒に見てきました。 竹熊健太郎のいう通り、大人が見ると恐ろしい映画でした。 http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_fb6c.html#more 体裁はこれまでのジブリアニメなんですが、よくよく考えてみると謎が多い。街が水没していたりし…