Miles Davis
65年録音のこのライブ演奏は元々はVol.1とVol.2に分かれてリリースされていた作品です。2枚組の中古を見つけたので今回手に取りましたが、これは本当に凄い演奏。満を持して参加したウェイン・ショーターを抱える壮絶なクインテットです。パーソネルは下記の…
65年録音。ウェイン・ショーターが満を持して参加した初の録音作です。大友良英のラジオ番組で「Agitation」を聴いたのはトニー・ウィリアムスの特集だったかな。この辺りのマイルスは未聴のものが多いので、徐々に聴き進めていきたいと思っています。パーソ…
マイルス51年の録音。メンバーが豪華で、ずっと聴かねばと思っていた作品でした。 マイルス・デイヴィス(tp) ソニー・ロリンズ(ts) ジャッキー・マクリーン(as) ウォルター・ビショップ(p) トミー・ポッター(b) アート・ブレイキー(ds) 流石に51年ということ…
今週はラジオでジャズ・マイルスが放送されていました。その中で作家の平野啓一郎さんが小川隆夫さんの「マイルスの歴代のサックス・プレーヤーで3人選ぶとしたら」という質問に、コルトレーンとウェイン・ショーターに加えてゲイリー・バーツを選んでいて、…
64年録音作品。60年代中盤のマイルスの作品はこれまであまり聴いてこなかったので、新鮮に聴くことができました。参加メンバーは以下の通り。 マイルス・デイヴィス(tp) ジョージ・コールマン(ts) ハービー・ハンコック(p) ロン・カーター(b) トニー・ウィリ…
昨日古本で入手した『ハード・バップ』という本を読んでいますが、リー・モーガンが銃で撃たれて亡くなった話とか、クリフォード・ブラウンは至極健全な人だった、みたいな話が出てきて、後追いで聴いている身としては目から鱗が落ちるようでした。50年代に…
今日から連休。今年はいつも以上に何事も起こらない静かな年末年始になりそうですが、そもそもが引き篭って過ごさざるを得なかった不思議な一年でした。そしてこの後もしばらく続きそう、ということで世界は変わってしまった。これからはクワイエット・ライ…
昨晩、母が亡くなりました。まだ実感が余り湧きませんが、父の死後、介護でできる限りのことをしてきたので、少しは親孝行ができたかもしれません。父が亡くなった時には山下達郎の『Opus』を聴いていたんですが、今回も記録を残す意味で敢えて音楽に耳を傾…
「俺のソロのバックでピアノを弾くな」とマイルスはセロニアス・モンクに言ったそうですが、果たしてどんな激しいセッションなのかと覚悟してこのアルバムを聴きました。そうしたら、意外とひんやりとしたクールな演奏だったので少し拍子抜けしました。テン…
マイルスをきちんと聴き始めたのが没後からだとすると91年。そこでおそらく初めて聴いたのが『Workin'』と『Cookin'』ということは、マラソンセッションの完遂に30年弱を要したことになります。これは長い。 マイルスの活動の中で、キーとなる作品が『Round …
2枚目はライブになります。冒頭の曲はマイルスがコロンビアと契約するきっかけとなったニューポート・ジャズ・フェスティバルの演奏で、セロニアス・モンクやジェリー・マリガンなんかと一緒に表題曲を演奏しています。これでマイルスの運命が変わった。 二…
マイルスの55年録音のこの作品は以前にレンタルで借りて聴いていましたが、PCには残していませんでした。つい先日そのことに気付いて、ブログを見返してみると、いつかお金ができたら買う、みたいな書き込みがあって、当時は相当小遣いに困っていたんだなあ…
ハードバップ 期の録音が一番しっくりくると感じてからのマイルスの聴き方はとてもピントが絞れるようになりました。これまでは手当たり次第でしたが、ようやく深掘りする切り口が出てきたところです。かつてフランク・ザッパやPファンクに対して行ったよう…
その名の通り、1958年の録音を集めた日本編集盤。この時期は『Kind of Blue』へ、いわゆるモード奏法へまっしぐらの頃で、段々と演奏が落ち着いてきているような印象を受けます。 かつて友人が「この頃のマイルスが一番いい」と言っていたのが果たしてどの時…
マイルスを最初に聴いたのが『ワーキン』と『クッキン』だったので、この時期、50年代中盤の音が実は一番好きかもしれません。本作はずっと気になっていて、今回やっと手を伸ばしました。 「マラソン・セッション」と呼ばれる、プレスティッジを去る際に残し…
57年リリースのマイルス初のビッグバンドとの共演作。きっかけは小西康陽さんのbotでした。 Miles Davis / Miles Ahead - オーケストレーションしたジャズなんだけど、これほど夏の透明感が出ているレコードはないと思う。(91) pic.twitter.com/4dx1e8yTzE —…
2枚目は1曲60分一本勝負。比較的スローなリズムが続いていきます。シャッフルのビートの中で鳴り響くギターの音はまるでブルース・ハープのようで、一瞬キャプテン・ビーフハートを連想したりもしました。 それにしても演奏がフュージョンに流れていったりし…
Everyday Musicを聴いているとどうしてもその前のJazz Conversationを聴いてしまうんですが、毎回マイルスのコーナーがあって先日そこでアガルタのプレリュードがかかっていました。やっぱりラジオから聴こえてくるとカッコいいんですね。以前レンタルで借り…
ここ最近は寒いのでCDを聴くにも慣らし運転が必要です。折角なので聴き込めていない『オン・ザ・コーナー』等を聴いていましたが、以前受けた印象からは少し違ってきていて、やっぱりカッコいいなあ、と思いながらこの2枚目に臨みました。確か『ジャック・ジ…
74年の作品。これは敷居が高い。 エレクトリック・マイルスは『アガルタ』と『パンゲア』で終焉を迎える訳ですが、その直前に存在する問題作としてこの2枚組は燦然と立っていて、なかなか手の出しにくい位置にありました。何といっても冒頭から30分越えです…
2枚目。この辺りのマイルスを聴いていると何故昨年自分がキング・クリムゾンを聴き始めたのか分かるような気がします。いわゆるインプロヴィゼーションはザッパを聴き始めて以降徐々にはまってきたのですが、様々なパーカッションも含めてこうした延々と続く…
ピーター・バラカンが役員になって以降、インターFMをよく聴くようになりました。毎朝通勤時には必ずスマホでバラカン・モーニングを聴いていますし、日曜の夜は高橋幸宏のEveryday Musicを聴くのが習慣になってしまいました。やっぱり音楽でラジオを盛り上…
69年リリースのエレクトリック・マイルス。『ビッチズ・ブルー』前夜のこのアルバムは全2曲という構成に躊躇していましたが、やっぱり聴くとカッコいいですね。何といってもジョー・ザヴィヌル、チック・コリア、ハービー・ハンコックという3連発のキーボー…
マイルス・デイヴィスの1969年のライブDVD。前半はカラーで画質が悪い。後半は演奏と音が合ってない、と散々ではあるが、『ピッチェズ・ブリュー』の時期のエレクトリック・マイルスで、メンバーもウェイン・ショーター、ジャック・デジョネット、チック・コ…
マイルス・デイヴィスを聴いたのは確か高校時代の友人宅が初めてだったように思う。「この頃のマイルスはいいよねー」と紹介してくれたのは恐らく50年代の音だったように思うが正確には覚えていない。僅かな記憶を頼りに最初に手にしたのは「カインド・オブ…