2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

スコラ 坂本龍一 音楽の学校 日本の伝統音楽編第4回

能の基本は言葉か・・。 今回は能・狂言における言葉と音楽、というテーマの内容でした。自分はすっかり能の基本はリズムなのかと思っていましたが、どうやら違うようです。基本は謡であって、演奏者も皆それを覚えて舞台に上がる。その言葉をベースにリズム…

鈴木博文『Dog Works vol.1 / Meets BAND EXPO』

鈴木博文のライブ・アーカイヴシリーズ第1弾。店舗限定で発売されていますが、やはり手にとってしまいました。 鈴木博文のライブは以前にも『The Dog Days』として作品化されましたが、それは膨大な過去の音源からの集大成でした。今度は都度特定のライブを…

スコラ 坂本龍一 音楽の学校 日本の伝統音楽編第3回

「拍に気をぶつける」。なるほど、面白いことを言いますね。 今回は能と狂言がテーマでしたが、以前書いたように能には触れる機会が多少なりともあったので何となく親しみがありました。でもよく考えるとこれは結構異質な音楽で、とても奇妙な構成で成り立っ…

Perfume『Perfume Clips』

変り目は『love the world』かな。 Perfumeのビデオクリップ集がリリースされました。これは待望。今まで音楽チャンネルで度々特集されては録画して、というような日々が続いていましたが、こうして集めて作品化してくれると大変助かります。ピチカート・フ…

スコラ 坂本龍一 音楽の学校 日本の伝統音楽編第2回

2回目は雅楽でした。これはいくつか発見があった。 まず琵琶ですね。単純にバチを振り下ろす高さによって音の高低が変化するという事実。またシルクロードを通って西に伝わったのがギターで東に伝わったのが琵琶だという話。このあたりはなるほどと思わされ…

ムーンライダーズ『Live at FM TOKYO HALL 1986.6.16』disc 3

ラスト!『マニア・マニエラ』から『アニマル・インデックス』まで若干順不同で名曲群が続きます。岡田徹を除いたソロまわしの一環で当時発売直前の『夏の日のオーガズム』収録の『今すぐ君をぶっとばせ』が演奏されているのがまずは最高。MCで『夏の日のオ…

ムーンライダーズ『Live at FM TOKYO HALL 1986.6.16』disc 2

2枚目は『ヌーヴェル・ヴァーグ』から『青空百景』まで。ムーンライダーズは活動後期にライブを精力的にこなしていたので、この頃の曲も比較的元気に演奏していました。従って、ここで聴ける曲も意外と耳にスッと入ってきます。元気に演奏していて微笑ましい…

ムーンライダーズ『Live at FM TOKYO HALL 1986.6.16』disc 1

大雪もやんで今日の雪かきのことを頭の隅で考えつつ、アーカイヴシリーズの第9弾。1枚目は初期の楽曲ですがこれが最高です。『こうもりが飛ぶ頃』『塀の上で』『大寒町』『スカンピン』と名曲揃い。本当にはちみつぱいというのはいいバンドだったんだなあと…

ムーンライダーズ『The Worst Visualizer』

待望の再発!ムーンライダーズを初めて生で観たのは今から思えば『アニマル・インデックス』時のツアーだった訳ですが、これはその後の10周年記念ライブの模様を映像化したものです。当時行けなかったことを後悔した程いい内容でしたが、何といってもVHSだっ…

スコラ 坂本龍一 音楽の学校 日本の伝統音楽編第1回

続いてのテーマは日本の伝統音楽。母親が能をやっていたので、子供の頃は何かというと家に笛の音が響き渡っていたりする環境で過ごしました。独特なリズム感と音程のない音楽。そこに魅力を見出すには至りませんでしたが、「日本の音楽」というものが演歌み…

Controversial Spark『Controversial Music Spark』

鈴木慶一ニューバンドの1st CD。週末はムーンライダーズ三昧の予定ですのでその前哨戦となります。アナログシングルはメディア上余り聴けていませんが、まずはCDでリリースされたことが目出たい。 6曲の内半分が新録ですが、2曲目にカーネーションの矢部浩志…

スコラ 坂本龍一 音楽の学校 電子音楽編第4回

電子音楽編最終回は物議を醸しそうですね。議論の方向性をメタレベルに振った形で終了しました。果たしてこの方向性で良かったのか。 テーマとして「メディア」が提示され、録音技術についての方向に議論が展開されます。それそのものは非常に興味深い話でし…