小坂忠

小坂忠『Connected』

旧譜の再発でまた周辺が賑やかになりつつある小坂忠のこちらは09年リリース作。高橋幸宏、小原礼、佐橋佳幸、Dr.kyOnといった気心の知れたメンバーと作り上げた作品です。 09年には小坂忠の過去作品をボックスにしたセットも発売されていて、密かに周辺が盛…

小坂忠『Garden of Archives』DVD

ラスト!『ほうろう』期のライブDVDです。 30分程と短めではありますが、当時の空気を確実に伝えてくれます。バックはティン・パン・アレー。コーラスは吉田美奈子で、見た目は普通のお姉ちゃんですが、歌うと凄い。小坂忠と一緒に踊っています。みんな若い…

小坂忠『Garden of Archives』

小坂忠のボックスもやっとあと2枚まで来ました。充分堪能してきましたが、意外にも色々な側面を持ったアーティストだということが分かりました。 このディスクは基本的に未発表曲集ですが、前半はほとんど歌謡曲。こんな仕事もしていたんですね。70年代の歌…

小坂忠『Garden of Reunion』

『People』発表後に行われた01年のコンサート映像です。18曲のボリュームで2部構成。「再会」を祝うかのような幸福感のあるステージでとても微笑ましい。そこでは2つのことを感じました。「ヒックスヴィルの存在感」と「小坂忠の哀しさ」です。 第1部は比較…

小坂忠『People』

世紀の変り目の2000年から2001年にかけて、細野晴臣周辺には密かなリユニオン・ブームがありました。久保田麻琴とのハリー&マック、ティン・パンの新作が00年、『イエロー・マジック・ショー』の放送が01年1月、そしてこの小坂忠の作品が01年11月です。90年…

小坂忠『モーニング』

ビーチ・ボーイズの来日公演に後ろ髪をひかれつつ、77年リリースの作品。この作品は本人もお気に入りのようですね。確かにその後の復活作『People』に近い感触があります。 ここでまた細野晴臣との再会がありますが、密かに佐藤博のアレンジも冴えている。テ…

小坂忠『Chew Kosaka Sings』

小坂忠のボックスに戻ります。 本作は76年リリースの作品ですが、『ほうろう』の次に出されたとは思えない奥行きのない作品でした。『ほうろう』後のツアーで憔悴し、かつレコード会社も移籍、プロデューサーのミッキー・カーチスとも途中で揉めて・・と精神…

小坂忠『ほうろう』

75年リリースのこの傑作アルバムは一度アナログで再発された時に初めて聴きました。とにかく驚いた。『機関車』のインパクトは物凄くて、こんな作品が世に埋もれていたのかと思った記憶があります。昨日、インターバルは2年と書きましたが、発売が75年1月な…

小坂忠『はずかしそうに』

『ありがとう』と『ほうろう』の間を繋ぐ73年作品。それにしても小坂忠のアルバムタイトルはひらがなが多いですね。 声は『ありがとう』なのに楽曲は『ほうろう』という不思議な作品で、この後に一皮むけて次の次元に突き抜ける直前の初々しさを携えている感…

小坂忠とフォージョーハーフ『もっともっと』

フォージョーハーフって四畳半のことだったんだ。知らなかったなあ。 バンドのメンバーは駒沢裕城、林立夫、後藤次利、松任谷正隆という凄い面子で、高橋幸宏や小原礼はオーディションに落とされたというんだから驚きます。バンドはすぐに解散して後のキャラ…

小坂忠『Chu's Garden』『ありがとう』

09年に出た小坂忠のボックスセットはずっと気にかけていたんですが、なにせ高いので手にすることはなかば諦めていました。そこに中古で比較的手頃な値段で発見。例によってここで手にしなければ10年後悔すると思って思い切って手にとりました。今日から夏休…

小坂忠『People』

01年リリースの復活作を手にした。細野晴臣プロデュース。これは傑作。こんなに良かったとは!捨て曲ないじゃないですか。 丁度この頃はTin Panが復活した頃で、小坂忠も何と25年ぶりに作品をリリースした。参加メンバーは細野晴臣、林立夫、佐藤博、浜口茂…

小坂忠『HORO2010』

『ありがとう』を聴いて以来、アナログの『ほうろう』を引っ張り出して聴いていたが、何せ音が悪くなっているのと、最近の様々な雑誌記事を読むにつけ、これは買わねば!と我慢できずに手に取ってしまった。世にも珍しい「歌い直し版」。これはもう新作に近…

小坂忠『ありがとう』

72年リリースのこの1stはレンタルで借りて聴いたことはあったが、いざ入手するとなるとどこへ行ってもプレミアがついていてなかなか手が出せなかった。BOXでは高い上に『どろんこまつり』が未収録ということで、中古の値がいまだに落ちていない。と思ったら…