Kinks
2枚目はMonoのリマスターです。ステレオとモノをリマスターして再発していくプロジェクトはキンクスの方がビートルズより手掛けたのが早くて、モノ盤が発売当初は大半のリスナーの耳に届いていたという事実を踏まえてきちんと再発していく、という意味合いが…
キンクスの68年リリースの代表作が50周年記念盤としてリマスター再発されたのは2018年のこと。もう何度もリマスターされているので「またか」と思いましたが、ラジオ番組で直枝政広が今回のリマスターで発掘された楽曲「Time Song」を選曲していたので、発売…
キンクスのフロントマン、レイ・デイヴィスの07年リリースソロ作品。キンクスは大分聴いてきましたが、メンバーのソロ作品までは手を出していませんでした。多少意識したのはケーブルで観たジュールス・ホランドの番組でソロで出演していた映像を観た時くら…
ひとつ訂正です。昨日本作を68年リリースと書きましたが、実際には69年でした。ユニバーサルのジャケットに68年発表と記載があるんですが、それをそのまま鵜呑みにしてしまいました。実際、80年代の初めと同様、60年代の終わりも1年違えば大きく位置づけが異…
再結成を発表したキンクスですが、こちらは50年前、自分が生まれた年の68年にリリースされた名盤のデラックス・エディションです。 09年の再発当時は高くて手が出せませんでしたし、キンクスは相次ぐ再発で多少食傷気味でした。加えてビートルズのリマスター…
キンクスのデラックス・エディションはその単価の高さで発売時はスルーしてきてしまいました。何故かオリジナル・アルバムはボーナストラックなしのシンプルなものを聴きたい、という妙なこだわりを買わない理由にしていたんですが、単純に決定版を見逃して…
やっと聴けたキンクスの72年リリース作の再発盤。版権がソニーに移って以降、『ローラVSパワーマン』に続いてのレガシーエディションです。 ボーナスディスクに収録されているのは同時期のライブ音源が中心。実際オリジナルもスタジオ録音盤とライブの2枚組…
なるほど。。ここまでいっちゃうとなあ。 アリスタ期3枚目の79年作。全米で大ヒットしたアルバムだそうですが、ここにいるキンクスに憂いはなく、軽めのハードロックという趣。とにかく短期間で分かりやすく最小ユニットで作ったライブ向き作品、こういう時…
XTCのアンディ・パートリッジの最近の呟きで、ファンからの「聴くべきアーティストは?」との質問に「ジュディ・シル、ELO、キンクス」という回答がありました。まずはこの3アーティストを聴き込め、とのお達し。最近復活したブラーのメンバーにもキンクスを…
2枚目は『Percy』と別バージョン集ということで、この構成は納得性が高いものだと思います。『Percy』は以前聴いて意外ときちんとしているなあ、と感じましたが、こうして続けて聴くとその時の印象からは少し違って、当然ながら『ローラ対パワーマン~』のバ…
キンクスのパイ・イヤーズがレガシー・エディションで再発されることになり、その第一弾として『ローラ対パワーマン、マネーゴーラウンド組第1回戦』(長い!)がリリースされました。タワレコ秋葉原では早くも品切れで、結局DUで入手しましたが、予想通り紙…
2枚目は未発表音源集ですが、一時期こうした音源がオリジナルの楽曲に加えられて作品を膨張させていく再発手法に辟易とした時期がありました。やはりオリジナルをじっくりと聴きたい。それが70分以上に水増しされて1枚のCDに入っていると過剰感が漂ってしま…
パイ時代のキンクスの作品がソニーに版権を移して再発されることになりましたが、これを機にずっとスルーしていたデラックス・エディションを揃えていくことにしました。キンクスは何度も色々な形で再発がなされていて、エルヴィス・コステロ同様にどのバー…
ラスト。連日拷問のような70分超えが続きましたが最後は50分程度。94年と60年代の音源です。 94年の音源は過去の楽曲をタイトに演奏する意外にいい音源で、懐メロバンドとして一級品の佇まいです。悪い意味ではなくてこれが非常にいい。『Waterloo Sunset』…
ラス前は77年と94年の音源です。 77年の方はDVDでも収録されているクリスマス・コンサートを収録したもので、同じ音源はどうかなあ、等と思いつつ聴き進めました。基本的に勢いはあって演奏もいいんですが、いかんせん奥行きがないような気がしますね。頑張…
続く3枚目はキンクスが最も暑苦しかったRCA時代のロック・オペラ期の音源です。『マスウェル・ヒルビリーズ』は大好きなアルバムですが、それ以降『プリザヴェイション』あたりになるとさすがに聴き込んでいませんね。 ところどころにいい曲もあってたまに聴…
2枚目は67年から72年の絶頂期の音源です。 基本的に曲もいいんですが、ベースの音が太くなっていて全体的に音がタイトになっている印象があります。この辺が一皮むけた感覚に聴こえる原因ではないでしょうか。『Monica』のライブなんてのも聴けます。コーラ…
まずは初期音源。1stと2ndを持っていないので初聴きが多いんですが、既に64年と65年の時点ではっきりとその差異が分かります。半年くらいで急速に通常のビートグループから進化を遂げたんですね。64年の録音音源ではある意味爽やかなビートポップが楽しめて…
キンクスのBBCに残した音源を集大成したボックスです。まずは大量ボリュームの映像の方から観ました。 それにしても量が半端ないですね。各ディスクに物凄い量の音源が収録されていますが、このDVDも色々な番組からの単品映像プラス、ライブ番組をまるまる4…
キンクスといえばやっぱりこれでしょうね。この後の『アーサー』や『ローラ』もいいですし『マスウェル・ヒルビリーズ』も最高なんですがやっぱりこれ。何がいいかって曲がいいんですが、アコースティック色が強いのも好きな要素のひとつです。 表題曲のセン…
アリスタ期のキンクスはUS向きの音というイメージが強くてずっと手を出さずにいましたが、遂に手にとった78年作。アリスタ移籍後の2作目です。意外と悪くないなあ。 しばらく前に放送されていたキンクスのドキュメンタリーで、この前の作品『Sleepwalker』の…
3枚目に入ったが、ちょっと退屈になってきた。知らないアーティストが多いのも原因だが、何よりリップシンクに飽きてきたところもある。 時代が時代なのでジョンとヨーコのベッドインの話題があったり、ジャニス・ジョプリンが「出てって!」みたいにカメラ…
『セルロイド・ヒーローズ』を聴いていると「今年も色々あったなあ」等とごく普通の感慨に浸ってしまう。72年リリースのスタジオ録音盤とライヴ音源の2枚組。CDでは1枚で収録時間は69分だ。 『マスウェル・ヒルビリーズ』の後だけあって演奏は脂が乗り切って…
一年間の疲れからか、腰に起因する右足の神経痛が再発して非常に痛い。寒いしね。ほんとに歳をとるのは大変だ。 こうしたオヤジが闊歩する年末の中古屋で売ったCDの査定額にガックリしつつ何とか捻り出して購入したキンクスの66年リリース4作目。以前プラケ…
ここのところブラタモリがまた放送されているので観ているが、なかなか面白い。職業柄地図には関連が深いのもあるが、何より痕跡から歴史を辿っていくのがいい。ひとつのテーマを掘り下げてその時代背景を現地で追っていくんだな。こうした時間軸の旅は実は…
やっとここまで来た。最終回に向けて一直線だが、出てくるバンドは恐ろしいラインアップが続く。 キンクスの映像はLDで観ていたが、その後唐突に出てくるグレイトフル・デッドやジム・モリスン亡き後のドアーズ等「何事なのか」という事件にも似た映像が続い…
75年リリース。この作品は初めて聴いた。『プリザヴェイション』の後の作品だったのでくどいかなと思って避けていたが、コンパクトで曲も粒揃いのいいアルバムだった。元々はレイ・デイヴィス自身も主演したドラマのために書かれた作品のようだが、この後の…
75年リリースのRCA最終作。これも買い直し。『Schooldays』からいきなり泣かせる。 正直このアルバムもあんまり真面目に聴いてこなかったが、連発するロックオペラの狂騒から一歩引いたバンドサウンドとしてコンパクトにまとめてあるところが好感が持てる。R…
翌74年にリリースされたロックオペラ第2弾。元々2枚組で、収録時間70分以上という大作だ。この辺の仕事はザッパでいえば『ジョーのガレージ』みたいなもんで、アナウンスが入るところが英語の分からない自分にはきつい。 曲はどうか。第1幕にあったボードヴ…
キンクスのポスト・ヴィレッジグリーンともいうべきロックオペラ第一幕。73年リリース。こちらも買い直しになる。以前はアクト2との2in1で持っていた。 壮大過ぎて聴き込めずにいたのはそのボリュームからで、今回オリジナル通り別々のタイトルできちんと分…