2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ディフォード&ティルブルック『Difford & Tilbrook』

今回年末年始用に中古品を漁っていて掘り出し物だったのがこのスクイーズ解散時期のユニット唯一の作品です。まめにチェックしてはいましたが、まさか手に入るとは思っていませんでした。しかもそこそこリーズナブルなお値段で。待てば何とかなるもんですね…

白井良明『FOR INSTANCE』

白井良明の活動45周年の新作は予想通りインスト中心でした。本来ポップセンスも十分で、歌ものでも自在に楽曲作りを行うことができる方ですが、ここでは1曲を除いて全てインストで勝負しています。 まるでギターで歌っているかのようで、まるでギターで喋っ…

ジェリーフィッシュ『Spilt Milk (Deluxe Edition)』

やっと年末年始休暇に入りました。今年はえらい年だった。ということでジェリーフィッシュの93年リリースの2ndにしてラストアルバム。ここではもう完全に後期XTC的な構築型、箱庭ポップが展開されて、スティーリー・ダンの『ガウチョ』よろしく息苦しい音が…

ジェリーフィッシュ『Bellybutton (Deluxe Edition)』

ジェリーフィッシュの作品がデラックス・エディションで出たのは既に2年半近く前のことですが、当時はそこまでしなくとも・・と思い手を出しませんでした。ただ、やはりパワーポップの金字塔ですので、買わずに死ぬのは惜しいかな、ということで例によって残…

ブライアン・フェリー『Boys And Girls』

ブライアン・フェリーの85年リリースの本作は一度再発盤を中古で手にしましたが、旧規格盤だったので音が今ひとつでした。そのため、リマスター盤をしばらく探していたんですが、この度07年リリース盤を見つけて再度手にした次第です。必要十分の音が鳴って…

坂本慎太郎『できれば愛を』

例えば同じナンセンスでも水曜日のカンパネラ等とは雲泥の差があって、恐ろしささえ感じさせる。そんな境地に始めから達している坂本慎太郎の3rd。既に発売から1年以上経過しましたが、聴くのが恐ろしくてここまで避けていました。 リードトラックのタイトル…

XTC『Black Sea』

XTC

今週末にアンディ・パートリッジの著作も発売されるということで久しぶりに盛り上がっているXTC関連ですが、『Black Sea』のCD+Bluray再発盤もリリースされました。『Black Sea』の場合、XTCの数ある作品の中でも名作と謳われることが多いのは周知の事実です…

高野寛『Everything is good』

先日過去作品を振り返った高野寛の新作ep。デビュー30周年ということで、その前兆としてリリースされたようですが、非常に良いです。 やはり『Rainbow Magic』と『カメレオンポップ』を経た後で一皮むけたので、内省と共に音の強さが出てきていてとても頼も…

堀込泰行『Good Vibrations』

堀込泰行のコラボレーションepがリリースされたきっかけは恐らくLINE MUSICのCMに「エイリアンズ」が起用されて、その後セルフカバーのアナログをリリースしたことが始まりでしょう。この企画をコロンビアが拡張したんじゃないかな。あくまで想像ですが。 そ…

フランク・ザッパ『Greasy Love Songs』

ザッパの音楽を初めて耳にしたのは『Burnt Weeny Sandwich』に収録されている「WPLJ」というドゥー・ワップの曲でした。ザッパのドゥー・ワップはどこか不気味で、楽曲自体はまともでも音やミックス、各パーツのバランスなどがどこかアヴァンギャルドな感じ…

フランク・ザッパ『One Shot Deal』

こちらも約10年前にリリースされてしばらく手が出ていなかった作品。しかし亡くなってからこんなに作品がリリースされるアーティストも珍しいんじゃないでしょうか。つくづく偉大な人だったんだなあと感慨に耽ってしまいます。 内容的には様々な時期のライブ…

フランク・ザッパ『Baffalo』

10年前に出たザッパ没後に続々リリースされたタイトルのひとつ。ずっと手を出せずにいましたが、今回やっと手にしました。Apple Musicで一時期聴いてはいたので初めてではないですが、それでもこれは凄い。まるで一夜のコンサートを体験しているかのようです…

高野寛『確かな光』

高野寛の存在の消し方というのは独特で、主張をしっかりと持ちながらも裏方となってフロントを支えて決して邪魔にならない。このあり方というのはなかなか貴重で、それがあるからこそ細野晴臣はじめYMOの皆さんもバックに起用するんだと思います。実際、細野…