King Crimson
最近また活動が活発になっているキング・クリムゾンのこちらは95年リリース作。『Vrooom Vrooom』は聴いていたので何となく想像はつきましたが、「Red」な感じなんですね。メタル・クリムゾンとしてのダブルトリオ体制で臨んだ意欲作です。 しかし聴いた印象…
やっとラストディスクに辿り着きました。いやあ長かった。19枚組なんて異常ですよね。しかしこんなにまとまって80年代クリムゾンを聴く機会はもう一生ない気もするので、きっちり真面目に聴きました。本当は昨日聴き終わる予定だったんですが、最後のディス…
ラス前まで来ました。こちらはDVD。既出映像の4:3バージョンを2本収録しています。82年のフレジュス公演と84年の東京公演ですね。もう何度も観ました。 とはいえ何度観ても良いのですが、やはり84年の東京公演ではプロモーションがしっかりしているのが伝わ…
まるで恐竜の咆哮のよう。 82年のフランス、フレジャス公演のライブは映像版もこのボックスに収録されていますが、その完全版が音源としてこちらのディスクに収録されました。ここでの演奏はかなり脂が乗っていて、かつ崩れ過ぎていないのでとても良い。 そ…
80年代クリムゾンがまだディシプリンと名乗っていた頃の音源。こちらもコレクターズクラブで既に世に出ているそうです。それにしても音が悪い。しかし貴重です。 何でも掘り起こされている世の中とはいえ、こんなものまでが世に出て楽しめる等という時代はや…
こちらはいわゆる『Live in Japan』のフルバージョン映像が目玉です。しかし何度もこの場で解説しているので既に書き尽くした感がありますが、何といっても「太陽と戦慄パート2」の演奏がその後のすべてを変えました。とはいっても80年代クリムゾンにおいて…
キング・クリムゾンを縦と横から見てみると少し見えてくるものがあります。こうしたバンドは絶対的評価で語られがちですが、深くプログレの求道者として深堀するのがまずは正統。その上で必ず時代の変化には対応せざるを得ないのだから、環境要因による分析…
13枚目はブルーレイディスクに突入します。どうもこのボックスセットは既出モノの寄せ集めの色合いも濃いためか、音源や素材の重複が目立ちますね。ここでは映像もののみチェックしましたが、純粋な初物(といってもDVD『Neal and Jack and Me』に収録済です…
クリムゾン80年代ボックスも後半にさしかかってきました。例によって5.1chは家にシステムがないので味わえません。そのため本作は一番楽しみどころが少なくなってしまうタイトルとなってしまいます。ほぼ「Sleepless」のみ。 PVについては過去何度か観たこと…
続いて『Beat』の方は多少新規ものが少なめ。こちらも残念ながら5.1chは味わえませんので特典映像とボーナストラックのみ楽しみました。 ライブ映像には「Waiting Man」が収録されているんですが、この曲はやはり映像で観た方が楽しさが倍増しますね。楽曲自…
10枚目は『Discipline』の40周年記念盤です。XTC同様、こちらもスティーヴン・ウィルソンのミックスで5.1chミックス等が楽しめますが、残念ながらシステムが家にはないので例によってこちらは後々のお楽しみ。5.1chで聴くキング・クリムゾンというのは果たし…
「太陽と戦慄パート3」のセッションと、各アルバムのセッション音源を編集したトラックからなる未発表曲集です。ここまで来ると完全にマニア向けという感じがしてきますが、アルバムになじみが深いので左程抵抗なく聴くことが出来ます。BGMとしては良いかな…
ラストライブの後半。演奏を聴いているとどうしても映像化された日本公演のビジュアルを想起してしまいますが、こうした記録がきちっと残っているのもこの時期の魅力です。とにかくテクニックには度肝を抜かれました。 「太陽と戦慄パート2」に顕著なように…
84年カナダのモントリオール公演はツアーの最終日であると同時に80年代クリムゾンのラストショウでもありました。何と公演の翌日にロバート・フリップからメンバーに解散が告げられています。ライブの演奏は映像化された日本公演にセットリストも近く、演奏…
80年代3部作のラストはとてもポップな作品でした。間を埋めるようなアブストラクトなインストと相俟って微妙な陰影を残す出来でもあり、「太陽と戦慄」のパート3もあるというサービス具合。しかしこの先は続かなかった。 ロバート・フリップによく似た天才型…
こちらは83年のセッション音源で『Three Of A Perfect Pair』に結果的に繋がらなかったもの。こんなものが存在していたんですね。コレクターズクラブで既出の音源でもあるそうです。 80年代3部作の2作目と3作目の間というマニアック過ぎる時期のセッション音…
4枚目は82年のライブです。2ndの『Beat』発売後ですが、楽曲は1stからの曲中心。ただ、2ndに漂っている一種軽い感じが全体的な雰囲気を覆っています。しかし、当時は非常にまめにライブ活動を行っていたんですね。まあ今もそうか。 ザッパなんかもそうですが…
2ndアルバムの40周年記念盤は耳にしていませんでしたが、ラストの「レクイエム」が倍の長さに拡大しているということで、今回初めて体験しました。 その前に、本作について言えば80年代3作の中でも非常に地味で、80年代自体が陰に隠れることが多い中、更にそ…
2枚目はオーディエンス録音をリマスターした81年の来日ライブです。1stの頃にも来日していたんですね。音質は今ひとつですが勢いはあって、なるほどこんな感じか、という印象。日本で発売されるコレクターズ・クラブと同等品とのことです。 何といっても「Re…
キング・クリムゾンンの80年代ボックスが出ました。何と19枚組ということで、一瞬迷った末に輸入盤を手にしました。それにしても物凄いボリューム。キング・クリムゾンが好きになってしまった人は本当に大変ですね。すべての時期を網羅するかどうかはさてお…
年末にかけて一気に70年代前半のクリムゾンを聴いてきましたが、本作が最後です。10年前に待望の再発を遂げた75年リリースのライブ盤。『グレイト・ディシーヴァー』を聴いてきたので耳は大分慣れていますが、本作が正式リリースされた際にはファンにはまさ…
観客の「シャラップ!」という声が印象的な74年ピッツバーグのライブ。インプロヴィゼーションパートが多いですが、続く楽曲のイントロと捉えることも出来るので全体でひとつの流れを創り出している感があります。それにしてもライブばっかりやってたんです…
2枚目。最初はdisc 1の続きですが、アンコールでの『21世紀の精神異常者』の演奏は鬼気迫るものがあります。ブライアン・イーノとの共作曲や他のインプロでのロバート・フリップのギターの音色は80年代のデヴィッド・シルヴィアンとの邂逅の中で響かせていた…
メタル・クリムゾン期のライブ4枚組ボックス。何と恐ろしいことに国内盤で1800円で入手できました。安い!安過ぎる!何ということでしょう。状態もよく、満足です。定価が1万円なのでもっと高いかと思っていましたのでとても嬉しかった。 73年から74年の絶頂…
少し遡って70年リリースの3rdに手を伸ばしてみました。ロバート・フリップのソロ色が強いとの触れ込みですが、趣はジャズ風で管楽器がよく鳴っているのと、アコギの音色が印象的に響きます。重さというより静けさが漂う作品ですね。大分時期によって趣を異に…
『太陽と戦慄』と『Red』の間に挟まれた74年リリースの7作目。こちらも冒頭からスピード感があって聴きやすい印象です。やっぱり『太陽と戦慄』が異質だったんですね。 ジェイミー・ミューアが抜けて緊張感が途切れたのか、あるいは全体としてメロウになって…
『太陽と戦慄』はその後も通勤中に毎日聴いています。そして緊張感を持って次に臨んだのが黄金期の最後を飾るこの『Red』。表題曲は『Vrooom Vrooom』で聴いてはいたんですが、エヴァンゲリオンに関する対談で宮台真司が触れていた作品だったので、メタル・…
遂に40周年記念エディションを手にしてしまいました。このアルバムはアナログで一時所有していましたが、今ひとつ地味で印象に残っていなかった。80年代のクリムゾンしか知らなかった身としては、当時のライブの『太陽と戦慄パート2』の衝撃が余りに大きくて…
ラスト!連休も今日でおしまいです。 このディスクはインプロが多いですね。聴いているとまるでマイルス・デイヴィスのような瞬間もあります。でも多くは静かなパートで音響的な展開が行われる内容でもあり、このグループの多彩な側面を表しているように思い…
そしてビートクラブも終焉を迎えた。何かすべてが終わっていくかのようだ。 今回はまずカントリー&ウェスタン特集みたいな趣旨の回から始まる。バーズ、マナサス、ときてJTだ。録りためていた映像を放出するかのようなその振る舞いは終りの始まりを予感させ…