13枚目はブルーレイディスクに突入します。どうもこのボックスセットは既出モノの寄せ集めの色合いも濃いためか、音源や素材の重複が目立ちますね。ここでは映像もののみチェックしましたが、純粋な初物(といってもDVD『Neal and Jack and Me』に収録済ですが)は82年のフランスのライブくらいです。
で、久々に観ましたがやはり良いですね。ラストの「太陽と戦慄パート2」は何度観ても躍動感が溢れていて良い演奏です。
フランスでのスタジオセッションの映像も少しだけですが観ることが出来ます。昨日たまたま音楽が生まれる瞬間を仕事で目撃してきたんですが、やはり創造物は仲間内の狭い空間から生まれるもので、決して派手な世界ではない。ステージに登ればそこはプレゼンテーションの場ですから「芸能」になってしまいますが、クリエイトされる場所と時間というのは案外と地味なものです。そしてそれが世界に広がっていく。コーネリアスの言う「From Nakameguro to Everywhere」という奴ですね。キング・クリムゾンの場合も当たり前ですが決して例外ではないと、この映像を観て思いました。