2025-01-01から1年間の記事一覧

細野晴臣&横尾忠則『COCHIN MOON』

78年リリースの難解作。かつて貸しレコード屋で借りて聴いて以来となります。 元々は横尾忠則に誘われてインド旅行に行った後に制作された旅行記のようなもので、横尾忠則の作品として予定されていたものを細野晴臣が引き取って作ったような作品です。横尾忠…

エミット・ローズ『Mirror』

エミット・ローズは1stと遺作、そしてベスト盤を聴きましたが、この71年リリースの2ndはずっと入手できないものと思っていました。そうしたら先日サクッと中古屋にあったのでびっくりして手に取りました。これは内容めちゃめちゃいいですね。 エミット・ロー…

想像力の血『物語を終わりにしよう』

ムーンライダーズやカーネーションのサポートやスカートのキーボードも務めている佐藤優介の新ユニットの作品。当初配信のみのリリースでしたが、細野晴臣のトリビュートを買いに行ったら脇にあったのを見かけて速攻で手に取りました。別音源集との2枚組です…

『はらいそ、の音楽 コーヒーハウス・モナレコーズの細野晴臣さんトリビュート・アルバム』

小西康陽監修の細野晴臣トリビュート・アルバムがリリースされました。ちょっと迷っていたら方々で在庫がなくなってきたので慌てて手に取りました。これはいいアルバム。 基本的に弾き語りのカバー集ですが、細野晴臣自身のライブ音源も収録されていて、それ…

小沢健二『日比谷野音の小沢健二 オフィシャル海賊盤』

小沢健二の野音ライブがアナログ限定でリリースされました。来年はツアーもやるそうなので、早速先程エントリーしましたが、結構精力的に活動してくれていて嬉しい限りです。 山下達郎のラジオ放送と同様に、こちらの音源もPAアウトのようですので正直音質は…

ビル・エヴァンス『Waltz For Debby』

ビル・エヴァンスの映像作品も見かけたら手にするようにしていますが、こちらは先日観た71年の映像とこれから観る65年の映像の2本立て。こうして収録映像が被ってしまうこともままありますが、昔の映像なのである程度仕方ない、と割り切って楽しんでいます…

ジョン・クリアリー『The Bywater Sessions』

今年リリースされたジョン・クリアリーの新作はピーター・バラカンの番組でかかった曲をSpotifyのプレイリストに入れて繰り返し聴いていたのですっかりお馴染みになってしまいましたが、あまりにご機嫌なのでパッケージも手にすることにしました。 それにし…

カーネーション『booby』(Deluxe Edition) disc 2

カーネーションのコロムビア期デラックス・エディションの聴き返しもラストになりました。『EDO RIVER』から始まって『booby』で終わる90年代中盤の作品群。この後の『Parakeet & Ghost』からの3作品は既に入手して聴いていたので、ここで一旦振り返りは終…

カーネーション『booby』(Deluxe Edition) disc 1

97年リリースの8作目。ここでカーネーションはまた一歩後ろに下がったような印象がありました。 前作の『GIRL FRIEND ARMY』があまりに良かったので、果たしてどうなるんだろう、と思って聴きましたが、ちょっとマイナーになっていた。これは前作での強力な…

カーネーション『GIRL FRIEND ARMY』(Deluxe Edition) disc 2

2枚目はシングル曲とデモ音源。ここでの注目曲はやはりシングル『No Goodbye』のカップリング曲「I WANT YOU」でしょう。 35周年のベスト盤でファンから収録曲のリクエストを募った際に、この「I WANT YOU」が思いがけず上位に来ていて直枝政広が驚いていま…

カーネーション『GIRL FRIEND ARMY』(Deluxe Edition) disc 1

96年リリースのこの作品がカーネーション史上No.1の傑作だと思っています。 理由は様々ありますが、とにかく曲の粒立ちがいいのが一番の理由でしょう。全体的なソウル・テイストに裏打ちされた楽曲群が「これでもか」と押し寄せてくる展開ですが、何よりリズ…

ジョージ・ベンソン『Weekend In L.A.』

アナログ・レコードを交換し合う試みの3回目は、ジョージ・ベンソンの2枚組のライブ盤をいただきました。ジョージ・ベンソンをきちんと聴くのは初めてなので新鮮な気持ちで聴くことができています。 フュージョンのイメージが強かったんですが、もちろんギタ…

カーネーション『a Beautiful Day』(Deluxe Edition) disc 2

2枚目はシングルのカップリング曲と収録曲のデモヴァージョンが並びます。まずは冒頭の「PARTY」ですが、これは名曲。「It's a Beautiful Day」のCDシングルのカップリング曲ですが、これは本当によく聴きました。XTCと同様に、カーネーションもシングルのカ…

カーネーション『a Beautiful Day』(Deluxe Edition) disc 1

95年にリリースされたカーネーションの6作目。このアルバムがカーネーションの中で一番売れたアルバムなのではないでしょうか。少なくともプロモーションはかなりガッツリと行われたようです。オリジナルのCDを聴き返したときに若干音圧が低く感じたので、こ…

カーネーション『EDO RIVER』(Deluxe Edition) disc 2

デラックス・エディションの2枚目は1曲を除いてデモ音源集です。こうしたデモ音源を集めてリリースする試みはXTCのアンディ・パートリッジも行っていて、そこでは第8集までが編まれました。 カーネーションの場合もそのような感じかな、と思って聴き始めま…

カーネーション『EDO RIVER』(Deluxe Edition) disc 1

ここしばらくカーネーションの40周年記念本『カーネーションの偉大なる40年』を読み返していたんですが、やはり09年にリリースされた一連のデラックス・エディションを聴かないままでいると一生後悔するだろうな、と思い立って、未入手だった全盛期の4枚を中…

レモン・ツイッグス『A Dream Is All We Know』

2024年にリリースされたレモン・ツイッグスの今のところ最新作。こちらも凄くいいですね。前作の『Everything Harmony』から音がシンプルになってきて魅力が増していますが、ここでもちょうど良いポップさを携えた楽曲がひしめいています。 全12曲でトータル…

スケッチ・ショウ『Audio Sponge』

02年リリースのスケッチ・ショウ1st。やはりこれが再再結成YMOのスタート地点になっていると思います。 元々は高橋幸宏のソロを細野晴臣がプロデュースする、という企画からスタートした作品ですが、作っていくうちに御二方のユニットという展開になっていっ…

スケッチ・ショウ『tronika』

折角なのでスケッチ・ショウの作品を聴き返してみることにしました。こちらは03年にリリースされたミニアルバムです。 1stが比較的ポップス寄りの要素がまだ残っていたのに対して、ここからはエレクトロニカの領域にかなり入り込んでいるイメージがあります…

スケッチ・ショウ『ループホール』

2003年にリリースされたスケッチ・ショウの2nd。鈴木惣一朗さんの2000年代のディスクガイドにこの作品も掲載されていました。こちらはリリース時に購入して持っています。 しばらく前にスケッチ・ショウのライブ映像配信を観て久しぶりに聴き返していました…

ザ・グループ『The Groop』

1969年にリリースされたザ・グループというソフト・ロックの作品が再発されました。ザ・グループの曲は何度かラジオで耳にしてとても気に入っていて、配信でも聴いてみたら全曲良かったので、いつかは手に入れようと思っていましたが、タイミング良く再発さ…

レモン・ツイッグス『Everything Harmony』

レモン・ツイッグスの2023年リリース4作目。レモン・ツイッグスは1stを聴いてからしばらくご無沙汰していましたが、先日デジタル・リリースされたプロデュース作のTchotchkeの新作が良かったので、Spotfyで過去作品を遡って聴いてみました。そうすると、こ…

TESTSET『ALL HAZE』

TESTSETの2ndがリリースされました。これもいいです。 キーワードは「ニュー・オーダー」『BGM』「環境と心理」だと思います。 まず一つめ、ギターの絡み方が自然になってきています。永井聖一のセンスがいいんだと思いますが、デジタル・ビートにギター・サ…

『KIRINJI 10TH ANNIVERSARY 〜SPECIAL SHOWCASE FINAL @Billboard Live TOKYO』

しばらく前にキリンジの映像作品を一気に観ましたが、この10周年の映像だけは未入手でした。やっと手に入れて観てみましたが、やはりこれもいい。珠玉のライブ映像だと思います。 会場がビルボードということで、あまり長く時間が取れないために最小限のMCで…

フィッシュマンズ『8月の現状』

98年リリースのフィッシュマンズ、ライブ音源集。これもいいですね。 『空中キャンプ』や『宇宙 日本 世田谷』の頃のライブということで、それだけで貴重ですが、ライブ音源集といっても、実際にはかなりオーバーダブを施しているので、聴いているとリミック…

鈴木博文『Fou FEVER』『Wan-Gan King Koki Live 2024』disc2

鈴木博文の古希を記念したライブ2枚目。とてもいいですね。 やはりグランドファーザーズによる「Kucha - Kucha」とカーネーションによる「ウルフはウルフ」のカバーは至宝もので、オリジナルを凌駕する勢いの傑作だと思います。それがライブでも音源が残った…

鈴木博文『Fou FEVER』『Wan-Gan King Koki Live 2024』disc1

3枚目からは2024年に行われた鈴木博文の古希を祝うライブになります。このライブは配信でも観たので記憶に新しいですが、あらためて聴いてみても非常に現役感のあるライブとなっています。音が強い。 この前に同じく古希を祝うトリビュート盤がリリースされ…

鈴木博文『Fou FEVER』『Wan-Gan King Live 2017』disc2

鈴木博文の30周年記念ライブ。2枚目はムーンライダーズの楽曲「モダーン・ラヴァーズ」から始まります。10分を超える壮大な演奏で、冒頭からシリアスな側面を見せつけられます。カーネーションの演奏も現役感たっぷりで、迫力がありつつもヒリヒリした鋭さも…

鈴木博文『Fou FEVER』『Wan-Gan King Live 2017』disc1

先日のムーンライダーズ『ANIMAL INDEX』再演コンサートの会場で先行発売されていた鈴木博文の4枚組のライブ作品を購入しました。物凄いボリュームですが、基本的に1stの『Wan-Gan King』30周年を記念した2017年のライブと、昨年2024年に行われた鈴木博文の…

ボビー・チャールズ『Timeless』

2年前に配信で聴いてから、その後もプレイリストに追加した曲を何度も耳にしていましたが、やっとパッケージ・メディアで入手しました。久々に通して聴きましたが本当にいい作品です。 2010年リリースで、これがボビー・チャールズの遺作となってしまったん…