2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

大貫妙子『Taeko Onuki Concert 2023』

KIRINJIの次は大貫妙子。そして来週は鈴木博文、来月はオリジナル・ラブ、とここのところライブづいています。これで山下達郎のチケットが当たれば申し分ないんですが・・。 昨年2023年11月に人見記念講堂で行われたライブ。そういえば今度行くオリジナル・…

KIRINJI『KIRINJI 25th ANNIVERSARY LIVE』

KIRINJIの25周年ライブに行ってきました。KIRINJIを生で見るのはワールド・ハピネス以来ですので久しぶりです。単独ライブとしては初なので、ほぼ初体験といっていいでしょう。今回は25周年ということで、何かしらのイベントを期待して参加してみました。 結…

『16 SONGS OF HIROBUMI SUZUKI - DON'T TRUST OVER 70 -』

鈴木博文の古希を祝って企画されたトリビュート盤がリリースされました。これは素晴らしい企画ですね。 ムーンライダーズは楽曲ではなく手法が残っていくバンドだといわれていましたが、実際のところ鈴木慶一に対するカウンターとして鈴木博文の存在があって…

キュアー『Wish』

92年リリースの作品。キュアーには突然変異のようにポップな曲があって、本作には代表作の「Friday I'm In Love」が収録されています。しかしながら他の曲は暗い暗い。でもこのアルバムはかなり当時売れたそうです。 キュアーは不思議なバンドで、80年代当時…

ムーンライダーズ『LIVE at HIROSHIMA KENSHINKODO 1980. 10. 11』

ムーンライダーズの1980年リリース作『カメラ=万年筆』のリリース直後のライブ音源。ずっと聴けずにいましたが、今回やっと手に取りました。 『カメラ=万年筆』はムーンライダーズがニューウェーブに舵を切った実験作ですが、振る舞いの過激さの割には楽曲…

岡田徹『海辺の名人』

続いて91年リリースの岡田徹2nd。こちらは1stと比べるとより積極的な強い音が鳴っています。 リゾート・ミュージックというとマーティン・デニーやGONTITIの名前が浮かびますが、岡田徹の場合は楽器寄りというよりももっと構築的な音楽に仕上がっているよう…

岡田徹『架空映画音楽集』

昨年亡くなってしまった岡田徹さんの88年リリース1st。岡田徹さんの作品は『Tの肖像』しか持っていませんでしたが、ソロ作品はどちらかというとインスト主体の音楽との認識でしたので、どうしても手が伸びませんでした。今回中古で1stと2ndを見つけて手に取…

電気グルーヴ×スチャダラパー『電気グルーヴとかスチャダラパー』

連休の気分がなかなか抜けきれない中、2005年リリースの電気グルーヴとスチャダラパーのコラボ作品を聴きました。 元々似たもの同士、どちらも日本人の幼児性をメジャーの舞台に引きずり出したグループですが、融合して何か発展があったかというとそうでもな…

ゆらゆら帝国『ゆらゆら帝国Ⅲ』

ゆらゆら帝国を聴くといつも亡くなってしまった女性のことを思い出します。彼女がゆらゆら帝国を好きだったことは仕事でご一緒した後にSNSで知りましたが、一体どこが好きだったんだろう。その後『空洞です』で脱構築した音楽についてはどう思っていたんだろ…

RYUSENKEI『イリュージョン』

流線形が名称をアルファベット表記に変えて新生アルファ・ミュージックからリリースした新作。先日の萩原健太のラジオ番組で耳にして入手しました。 流線形はシティ・ポップが今ほどブームになる前から当時の空気を再現していたユニットでしたが、それがパー…

坂本龍一『Media Bahn Live』

昨日は坂本龍一の映画『opus』を観てきました。全20曲、ゆっくりと楽しめましたが、やはり中盤の「美貌の青空」で演奏を間違えた場面を観てとても痛々しく感じたのと、ラストのタイトル曲が最後にピアノの自動演奏に変わったことで顕になる不在感に思わず涙…

柴田聡子『Your Favorite Things』

久々に新しいアーティストに手を出してみました。柴田聡子さんは名前は知っていましたが、今回の新作はちょっと耳に引っかかったのできちんと聴いてみたかった。サブスクでも一度聴いていますが、改めてCDで音に向き合ってみました。 ご本人にとっても転換点…

レモン・ツイッグス『Do Hollywood』

2016年リリースのレモン・ツイッグス1st。なるほどこれはトッド・ラングレン好きなだけのことはあるな。 70年代の音源と言われても違和感がないような音楽ですが、聴いていると初期10ccやスパークス、キンクスなどを想起させる捻くれぶりです。兄弟のユニッ…

矢野顕子『ELEPHANT HOTEL』

90年代の矢野顕子を再評価するシリーズも段々残り僅かになってきました。こちらは94年リリース作品。全面ニューヨークのミュージシャンとの演奏となっています。このプロフェッショナル具合が90年代の真骨頂。 最も素晴らしいのはやはりユニコーンの「すばら…