2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

デイヴ・エドモンズ『Get It』

ロックパイルの音を探し求めて、デイヴ・エドモンズの初期作品に着手しました。こちらは77年リリースの3rdで、ブリンズリー・シュウォーツを解散したニック・ロウも合流したプレ・ロックパイル的な音となっています。 以前に2ndを聴いた時も感じましたが、デ…

opiate『Sometimes』

この作品に入っている「Snow Story」という楽曲は、YMOの3人が2004年の正月にFM出演した際に坂本龍一が選曲したもので、その時は3人ともこの曲を絶賛していました。その後、高橋幸宏がインターFMで番組をやっていた時にも。冬がテーマの選曲でこの曲をかけて…

ジェイムス・テイラー『ダディーズ・スマイル』

原題は『Dad Loves His Work』ということで、にこやかなジャケットに反してカーリー・サイモンとの離婚直前、原因は家庭を顧みないで仕事ばっかりしているから、という感じで伝えられている時期の作品です。それでもって「父さんは仕事が好き」みたいなタイ…

ロキシー・ミュージック『Siren』

なるほど。これはジャパンとか初期ムーンライダーズの原形があるな。 75年リリースのロキシー・ミュージック5作目。ロキシーは遡って聴こうとずっと思っていたのですが、機会を逸してしまいここまで来てしまいました。丁度今、ジャパンのバイオグラフィー本…

オリジナル・ラブ『オーバーブロウ・ツアー2012』

2012年のワールド・ハピネスにオリジナル・ラブが出ていました。前年に『白熱』を出して、奥田民生と同様にひとりでライブを行っていた田島貴男が、ここへきてバンドでライブを行ったことに、流れとして正しいな、とひとり納得をしていたんですが、その2012…

クレイジーケンバンド『MINT CONDITION』

CKBの作品はどれも大作で、しかもクオリティが一貫して良い、という普通ではあり得ない状態となっているので、基本どの作品を聴いても安心できるところがあるんですが、2010年にリリースされた本作もそれは変わりませんでした。逆に言ってしまうと、新作が出…

ロックパイル『Seconds of Pleasure』

先日聴いたニック・ロウの再発で3作目と4作目の落差の原因を考えていましたが、恐らくはロックパイルにヒントがあるだろう、と思い、唯一の作品を手にとりました。 予想は的中。要するにロックパイルがいいバンドなんですね。手にした中古は音圧が低めでちょ…

WORLD HAPPINESS 2017

今年から場所を変えて葛西臨海公園での開催となりました。10周年、ということで今年も行ってきました。 会場はコンパクトになった印象です。海沿いですので環境もいいし、駅を降りてすぐ公園なので、公道を通らなくて良いのがポイントです。行き帰りもスムー…

ニック・ロウ『ショウマンの悲劇』

ニック・ロウの83年リリースの4作目。今回の再発で初めて聴きました。 前作が傑作だったので期待して聴きましたが、ここまで変わってしまうとは・・。非常に普通の音楽になってしまっていると思います。切れ味の鋭い演奏やアレンジが光っていた『ニック・ザ…