2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

クルー・トゥ・カロ『One Way , It's Every Way』

これはいい!先日高橋幸宏のEveryday Musicで紹介されたオーストラリアのエレクトロニカのアーティスト2005年の作品。聴いてすぐAmazonで注文してしまいましたが、自分の耳に狂いはなかった。なかなかの掘り出し物です。 1曲の中でリズムが目まぐるしく変わ…

直枝政太郎『東京ゴジラ』

昨年はカーネーションデビュー25周年ということで様々な企画が立ち上がりましたが、デビュー前の音源をケラの熱い要望で復活再始動したナゴムからリリースしたのが本作です。正直言ってデモテープ集の域を出ないのでファン以外にはきついと思いますが、耳鼻…

Controversial Spark『Section 1』

鈴木慶一という存在は相対的に浮き上がってくるものだと思います。 ムーンライダーズ活動休止後の活動がここへ来て活発化し始めていますが、まずは鈴木慶一の新バンドのフルアルバム、その後今月来月で鈴木博文、白井良明と続いてかしぶち哲郎のトリビュート…

キース・リチャーズ『Talk Is Cheap』

キース、ミックと五木寛之の対談は何かにつけて読み返すんですが、先日もたまたま読み返す機会があって、その中で本作に関する話題が少しだけ出てきます。「Talk Is Cheapというタイトルが気になっていたんですが・・」「意味はないんだ」といったくだり。そ…

ロキシー・ミュージック『Heart Still Beating』

82年のパリでのライブを収録した作品。この後解散してしまいますが、観客の歓声を聞く限りまさに絶頂期だったことを思い知らされます。 収録曲は各アルバムからまんべんなく選ばれていますが、やはり何といっても「Avalon」に尽きてしまうと思います。初期、…

大貫妙子『One Fine Day』

05年リリースの本作は随分前にラジオで耳にしてずっと気になっていた作品でした。どの曲だったか覚えていませんが、恐らく前半のどれかだと思います。 感覚的には晩年のローラ・ニーロのような落ち着いた成熟味を感じます。楽器の鳴りが非常にいい。アレンジ…

坂本龍一『GEM』

02年にリリースされたベスト盤は3組ありましたが、その初回盤の応募券を送るともらえた非売品ディスクがあったそうで、それが本作となります。存在すら知りませんでしたが、中古屋にサクッとあったので少し躊躇した挙句に手にとりました。非常に興味深い内容…

ジェイソン・フォークナー『Author Unknown』

ジェリーフィッシュはアンディ・スターマーとロジャー・マニングだけかと思っていましたが、この人もやっぱりいいですね。最高でした。 元ジェリーフィッシュのギタリストだった人が96年にリリースした1st。1枚目で脱退したのは知っていましたが、その後の活…

ジョージ・ハリスン『ジョージ・ハリスン帝国』

ラスト。75年リリース。これは思った以上に良かった。 『Living In The Material World』でジョージは終わったのかと思っていましたが、案外と本作はいい意味でAOR風味が効いていていい作品でした。デヴィッド・フォスターが参加しているというのもひとつの…

ジョージ・ハリスン『Dark Horse』

ジョージ・ハリスンの場合、時々カチッとピントが合う瞬間があって、今回の場合は「Far East Man」にとどめを刺すと思います。この曲はロン・ウッドとの共作ということもあるでしょうが、この何とも哀愁に満ちた旋律にはやはり持ってかれてしまう。魅力的な…

ジョージ・ハリスン『Living In The Material World』

73年リリース。第一印象はとても地味でした。 通して1時間弱なんですが、最近耳が持たないのでアナログよろしくA面で一回休んで聴いてみました。前半は地味な印象で、やはりフィル・スペクターの不在は大きいな、と感じていたんですが、後半で盛り返してきま…