2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ソニー・クラーク『Cool Struttin'』

こちらもラジオで紹介されていた一枚。ジャケットは何度か目にしたことはありましたので、比較的有名なタイトルです。録音は58年。 ここでもマイルスのオリジナル・クインテットのリズム隊、フィリー・ジョー・ジョーンズとポール・チェンバースが参加してい…

ハーフネルソン『Halfnelson』

改名する前のスパークスが71年にリリースした1st。プロデュースはトッド・ラングレンです。これもずっと探していました。 スパークスは2ndをアナログで持っていましたが、何といってもこの1stを聴いてみたかった。冒頭の「Wonder Girl」こそ耳にしていました…

ウォルター・ビショップJr.『Speak Low』

こちらもラジオで紹介された61年録音のピアノ・トリオの作品。昨日のエルモ・ホープから8年の間隔がありますが、やはり60年代に入ると音が洗練されてくるような気がします。 結構音が骨太で、ベースの音などはかなり低音がグッとくる感じです。「Milestones…

エルモ・ホープ『Introducing The Elmo Hope Trio』

こちらもラジオで紹介されていた楽曲をもとに手に入れた作品。53年の録音です。 まず収録時間が24分と短いのにびっくりしました。まるでビートルズの初期作品のようです。一曲あたりの長さが2分台だったりします。それから、ドラムがマイルスのオリジナル・…

ソニー・ロリンズ『Sonny Rollins & The Contemporary Leaders』

58年録音のこの作品は先日聴いたドナルド・フェイゲンの『ナイトフライ』のジャケットに映っていることで有名です。雑誌で目にして以来気になっていましたが、こちらもやっと手にしました。スティーリー・ダンからのジャズの一連の流れ、これは必然ですね。 …

チャーリー・パーカー『Swedish Schnapps』

スティーリー・ダンのお二人が好きだというチャーリー・パーカーの51年録音のアルバム。実は随分前から気になっていましたが、今回やっと手に取りました。 チャーリー・パーカーは一度先輩に借りて聴きましたが、その時の印象はとにかく曲が短い、というもの…

レッド・ガーランド『At The Prelude』

遂にマイルスのクインテットから外に手を伸ばしました。こちらもラジオで紹介されていたのを頼りに手にしましたが、59年録音のレッド・ガーランドのライブ盤です。 マイルス・デイヴィスのオリジナル・クインテットの一員であるレッド・ガーランドのピアノの…

ラザルス『Lazarus』

べアスヴィル・ボックスを聴いた際に、一番耳に引っ掛かったのがこのラザルスというバンドでした。たった2曲だけでしたが強烈な印象を残していて、再発されていないか探したんですが、当時は見つからなかった。先日ふとしたきっかけでまたべアズヴィル・ボッ…

細野晴臣『フィルハーモニー』

82年リリースの細野晴臣のソロ作品も砂原良徳の手によってリマスターされました。『はらいそ』と異なり、YMO活動真っ只中のソロアルバムですので印象に強く残っていますが、今回最大のチェック・ポイントにしていたのはゴースト音の処理でした。 先日聴いた…

細野晴臣&イエロー・マジック・バンド『はらいそ』

「この次はモアベターよ」と言って終わる細野晴臣の78年リリース作品。その意味は今となってはYMOのことを指していたと分かりますが、位置づけ的にはトロピカル3部作のラストということになっています。でもこれはプレYMOですね。 砂原良徳のリマスターで再…

ドナルド・フェイゲン『10 Extras』

最後は未発表曲集ですが、こちらも『Nightfly Trilogy』で既に聴いている内容となります。まともに聴いたのは10年ぶりくらいですが、いかに以前のボックスに手を伸ばしていないかが分かってしまいますね。 どの素材もいいですが、冒頭の「Rhymes」という曲は…

ドナルド・フェイゲン『Sunken Condos』

前作から6年のインターバルを置いて12年にリリースされたドナルド・フェイゲンの4作目。発売当時、余りの変わらなさに拍子抜けした覚えがありますが、ある意味一貫していることの証拠でもあるので、こうして一気に聴くと違和感はありません。 ただキラーチュ…

YMO『テクノドン』

YMO

母が亡くなってから間もなく2週間が経とうとしていますが、その後すぐに連休だったので、追悼の意味も込めてYMOの作品を時系列に聴いていました。 YMOと追悼というのは余り似つかわしくないかもしれませんが、リアルタイムで自分が聴いていた時期が中学生の…

ドナルド・フェイゲン『Morph The Cat』

間にスティーリー・ダンの復帰作2タイトルを挟んでのソロ3作目。前作から13年のインターバルがありますが、この時はスティーリー・ダンの2作があったので左程の渇望感はありませんでした。 昨日久しぶりにスティーリー・ダンの『Two Against Nature』リリー…

ドナルド・フェイゲン『Kamakiriad』

2枚目。もしかしたら一番好きかもしれない93年の2nd。プロデュースはウォルター・ベッカー。前作から11年のインターバルを空けてリリースされた作品になります。 これ、本当にいい曲が多くて、はっきり言って6曲目の「Florida Room」まではイキっ放しです。…

ドナルド・フェイゲン『Cheap Xmas : Donald Fagen Complete』『The Nightfly』

What a beautiful world this will be What a glorious time to be free ということで、『Nightfly Trilogy』以来、およそ12年ぶりに手にしたドナルド・フェイゲンのソロBOX。きっかけは冨田恵一の書籍「ナイトフライ」をたまたま読み返したことと、本作が20…

スティーリー・ダン『Decades Apart - Live On The Radio '74 & '93』disc 5

20年代がパンデミックの時代になるとは思いませんでしたが、自粛ムードの中ただひたすら音楽を聴く。その環境の中では比較的スティーリー・ダンやドナルド・フェイゲンは落ち着いて音楽に浸れるので合っているように思います。 ラストは93年復活ライブの後半…

スティーリー・ダン『Decades Apart - Live On The Radio '74 & '93』disc 4

93年に突如復活したスティーリー・ダンのメリーランドでのライブ音源。いやあ、これは素晴らしい。初めて聴きましたが何という感動的な内容なんでしょうか。 ソロの楽曲まで含めた総括的な選曲で、観衆側の興奮も伝わってきます。これは実際観たら堪んなかっ…

スティーリー・ダン『Decades Apart - Live On The Radio '74 & '93』disc 3

3枚目はメンフィスでのライブです。この3枚はいずれも74年の録音ですが、それぞれ日時が1ヶ月ずつしか離れていない。当時の新作『プリッツェル・ロジック』のツアーだったようですが、スティーリー・ダン名義としてのツアーはこの後19年も間が空くことにな…

スティーリー・ダン『Decades Apart - Live On The Radio '74 & '93』disc 2

2枚目は10日後のスタジオ・ライブですが、これは以前入手した『Going Mobile』というライブ音源と同じ内容でした。若干音は良くなっていますが、果たして新鮮味があるかどうか、と思って聴きましたが、やはりありましたね。演奏が単純にいいんですよ。 当時…