ドナルド・フェイゲン『10 Extras』

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最後は未発表曲集ですが、こちらも『Nightfly Trilogy』で既に聴いている内容となります。まともに聴いたのは10年ぶりくらいですが、いかに以前のボックスに手を伸ばしていないかが分かってしまいますね。

 

どの素材もいいですが、冒頭の「Rhymes」という曲はトッド・ラングレンと制作したもの。トッドとは最新作でも協業していましたので、二人は仲良しなんでしょうか。どちらも濃いなあ。

 

やはり「Century's End」に尽きてしまうと思うんですが、空白の80年代を埋める素材として貴重だし、その後の復活にも貢献している内容だと認識しました。

 

この長い旅路の中で様々な分岐点があって、結果的に集大成となったこのボックスで復習できるというのは贅沢だと思います。願わくば活動の再開を祈念しますが、これまでも平気で10年単位で間隔が空く人なので果たしてどうなることやら。