2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧

大貫妙子『ルーシー』

97年リリースの坂本龍一プロデュース作品。大貫妙子の一連の作品を先日聴き返しましたが、本作をそういえば持っていなかったことに気付いて遅ればせながら入手しました。とても見事な作品に仕上がっています。 坂本龍一とのタッグは12年ぶり、ということです…

ケン・イシイ『FLATSPIN』

2000年リリースのケン・イシイ4作目。第一印象は「音が強い」というものでした。 しばらく前からケン・イシイの作品を遡って聴き始めていますが、そこに期待するものは4つ打ちのリズムと独特の静けさ、透明感にありました。そのバランスの良さが良かったん…

鈴木慶一『MOTHER MUSIC REVISITED』disc 2

2枚目はゲームのオリジナル音源を集めたディスクとなります。こちらこそ、ゲームを楽しんでいれば、より一層響いてくる音なのかもしれませんが、ただ単に音を聴いているだけでも楽しめる側面はありました。 基本は3つの音のレイヤーで構成されていて、その組…

鈴木慶一『MOTHER MUSIC REVISITED』disc 1

2021年にリリースされた鈴木慶一のゲーム音楽『MOTHER』の再演盤。自分はファミコン世代の少し上なのであまりゲームをしてこなかった、というより意識的に避けていたので、ゲーム音楽というものに疎いところがあるんですが、この『MOTHER』については鈴木慶…

ナチュラル・フォー『Natural Four』

74年リリースのこちらもリロイ・ハトソンのプロデュース作品。先日聴いたヴォイシズ・オブ・イースト・ハーレムとこちらのナチュラル・フォーはリロイ・ハトソン関連で探していた作品でした。 カーティス・メイフィールドのカートムからリリースされた最初の…

山本精一『セルフィー』

2020年リリース作品。山本精一の作品を手にしたのは『クラウン・オブ・ファジー・グルーヴ』以来となります。 リードトラックの「フレア」の印象が強くて、シンプルなギターサウンドで不穏なものを歌う形の楽曲が並んでいるイメージがありました。必ずしも全…

ジョアン・ドナート『Lugar Comum』

先日聴いたジョアン・ドナートのこちらは75年リリース作品。『ケン・エ・ケン』の次作にあたります。大半の楽曲がジルベルト・ジルとの共作になっています。 ジョアン・ドナートに惹かれたのは、ブラジル音楽でありながらブラジルっぽくない佇まい、洗練され…

ジョン・ブライオン『meaningless』

丁度1年前にサブスクで聴いて「いつかはフィジカルで」と思っていた作品を目出たく入手しました。2001年に自主制作でリリースされて、その後2022年に再発されたジョン・ブライオン唯一のアルバムです。 ジョン・ブライオンという人はルーファス・ウェインラ…

脇田もなり『UNI』

元Especiaの脇田もなりがDorianの全面プロデュースで制作した2023年リリースの作品。こちらもNICE POP RADIOで紹介されて耳に引っかかっていた作品でした。その後サブスクで聴いたりもしていましたが、やはりきっちりと聴いておきたいと思った作品です。 感…